【別府】城南区別府の天満宮で見つけた「陸軍」と書かれた石柱
別府団地の近くに天満宮社があります。[map addr=”福岡県福岡市城南区別府1丁目9−39”]
▲ 場所はこちら。
▲ こんなところに神社があったとは知らなかったです。
▲ 木々に囲まれた場所に小さな祠と鳥居があるだけのコンパクトなものです。GoogleMapにも載っていないようです。
▲ ここは古くから「天神森」と呼ばれている場所だそうで、住宅街にありながら静かな空間が広がっています。
▲ こんな立派な碑もありました。「四通八達」と書かれています。
「別府」のむかし、いま、あす(創立50周年記念誌)の四通八達の碑の項目によると、1920年(大正9年)に周囲の道路整備が行われたことを記念して建てられたものとのことです。
元々は別府団地の入口辺りにあったものが移設されたのだとか。
▲ この碑には
別府の地は鳥飼の一部にして福岡市外の僻地にある。大正8年11月1日鳥飼邨(むら)を福岡市に編入し、高等学校(九州大学教養部)が(六本松に)新設され、漸くこの地が発展するきざしがみえてきた。ところがここの道路は東西に走る幹線(現国道202号線)があるのみで、他の道はみな細く、しかも高低・屈曲して交通の便が悪い。加えて東蓮寺の廃墟には墓石が点在し竹やぶや草むらが生い茂り、蛇やムカデが棲息するところである。里人は之を良しとせず、有志で相談して耕地を整理し、南北に通ずる新道を開墾し、この地を発展させようとした。大正九年九月一日着工し、同十年九月三日完成した。名付けて東蓮寺道と称す。(四通八達の碑より引用)
といった内容が記されているそうです。
▲ そしてこの天神森の入口付近に・・・
▲ 何やら小さな石柱が埋まっているのを発見しました。
▲ よく見ると・・・「陸軍」と書かれています!こんなところにも軍の所轄地があったのでしょうかね?
ここから数キロ南に行った長住団地周辺は練兵場があり、戦後に軍から払い下げられたという歴史があるようですが、別府団地の周辺もなにかしらの施設があったのかもしれませんね。
ちなみに、「陸軍」と書かれた石柱はこの別府のもの以外に市内3ヶ所で発見しました。
【参考サイト】
・「別府」のむかし、いま、あす(創立50周年記念誌)