【福岡】大乗寺跡にある石碑
投稿日: | カテゴリー:寺社仏閣
冷泉公園の横に大乗寺跡の石碑があります。
▲ 道端に大きくて古そうな碑が5〜6個ならんでいます。
▲ 昔この場所に大乗寺というお寺があったのだそうです。
▲ 案内看板には
大乗寺は法皇山宝珠院と号し、昔は奈良西大寺の末寺で律宗に属していましたが、後に浄土宗を経て真言宗に改宗。大正9年(1920年)、長宮院との合併により現在の中央区大手門に移転しましたが、戦災により焼失しました。亀山上皇の勅願寺であったことから、寺跡には元寇の際に敵国の降伏を祈願した「勅願石」、県指定文化財の「蒙古碇石」、「地蔵菩薩像板碑」などがあります。
と書かれていました。
▲ こちらが亀山上皇の勅願石ですね。
▲ 地蔵菩薩像板碑には3名の人物が掘られています。
「博多 旧町名歴史散歩(日高 三朗 保坂 晃孝/西日本新聞社 )」によると、
南北朝時代に作られたと推測でき、福岡県指定有形文化財
とのことです。
大乗寺から割れた状態で出土したものらしいです。
中央が地蔵菩薩像、左下が童形の女性、右下が男性なのだそうです。これはどういうシーンをあらわしたものなんでしょうかね?
▲ そしてこちら(左側)の石が元寇の時に蒙古(モンゴル軍)が使っていた船の碇石です。
蒙古の碇は筥崎宮や櫛田神社、承天寺などにありますが、ここにもあったとは!
▲ いずれも700〜800年前のものですので大変貴重です。