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【水巻町】ペットボトル花畑の作者のアトリエに潜入取材してきた!

遠賀郡水巻町にあるペットボトル花畑の作者のアトリエに潜入取材してきました。いろいろスゴすぎました。DSC09018
▲ 水巻町の荒祭神社横にあるペットボトル花畑。

田畑が広がる場所に突如現れるサイケデリックな場所です。

以前、「1年中枯れないお花畑を見に行く」の記事で紹介しました。

[map addr=”福岡県遠賀郡水巻町伊左座5丁目83”]
▲ 場所はこちら。福岡県遠賀郡水巻町伊左座5丁目83

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▲ この花は全てペットボトルを加工して作られていて、風が吹くとちゃんと回転するようにできています。

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▲ 一つ一つの完成度が非常に高く見ていて楽しいです。

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▲ ひまわりなどは特にリアルに作られていて遠くから見ると本物と間違えるほどのクオリティー。

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▲ 今回、約2年ぶりの訪問ですが花の数が増えていてさらに色鮮やかになっています。

このペットボトル花畑を作っているのは近所に住むおばあさんだという噂を聞いたことがあったのですが、この日たまたま花畑に来ていた人に話かけてみると、何とおばあさんから依頼されて花畑を管理している人でした。

おばあさんを紹介してもらえないかと頼んでみると、すぐ近くに住んでいるそうなので家まで連れて行ってもらえることになりました。

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▲ 家の庭にも大量のペットボトル花が!

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▲ 花畑の方にはなかったタイプも。

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▲ バリエーションの多さにビックリです。

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▲ そしてついにおばあさんと対面!感動です。

何と92歳だそうです!非常に若々しく元気な方でした。

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▲ 玄関先にはこんな作品も。

とにかくモノを作るのが大好きでペットボトルで花を作り続けていたら自然と現在のような形になっていったのだそうです。

この日も朝五時まで作業に没頭していたとのことです。

その とてつもないパッションが若々しさの秘訣なんでしょうね。

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▲ 玄関先には可愛い人形なんかもたくさん飾られていました。

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▲ ペットボトルの花畑は海外メディアでも紹介されたことがあるそうです。

また、遠くから見に来る人も多いらしく前日も天草からわざわざ探して訪問してきた人がいたのだとか。

もはや観光地化していますね。

制作風景を見せてもらえないかとお願いすると、なんと2階のアトリエまで入れてもらうことができました。これは貴重!

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▲ 階段を上がり、4畳ほどのアトリエに入ると製作途中の花がたくさん置かれていました。

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▲ かなりこだわりを持って作成されているようで、塗料やビニールテープなども色々なものが用意されていました。

基本的には水性のペンキで着色をしているとのことでした。

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▲ 一つの花で複数のペットボトルが必要になる作品もあるらしく、作品によっては一個作るのに半日ぐらいかかることもあるのだそうです。

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▲ しかも、研究したところ一度ペットボトルをハイターに浸しておくと色の乗りが良くなることがわかったのだそうです。

ここまでこだわって作られていたとは・・・。

ペットボトル花の作り方を子供に教えたりということもされているそうですが、このノウハウはぜひ後世に伝承してもらいたいものですね。

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▲ こちらはメンテナンス中の花。

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▲ 汚れたり劣化したものはメンテナンスして再度花畑に展示するという作業もやっているのだとか。

う〜ん、ここまで来たらもはやテーマパーク的。

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▲ ペットボトル花を記念に一つくださいという人も多いそうです。確かにちょっと欲しいなと思えてきますが、ここまで手間がかかっていることを知るとそんな軽々しく言えない・・・。

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▲ 相当なこだわりと情熱によって作られているペットボトル花畑。

ぜひ一度見に行ってみてください。とてもキレイですよ。

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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