【片江】福岡大学横にある謎の母里太兵衛像
投稿日: | カテゴリー:街散歩
福岡大学の横で謎の母里太兵衛(もりたへえ)像を発見しました。
▲ 母里太兵衛は黒田二十四騎の一人で、黒田官兵衛に仕えた黒田家の家臣団の重鎮です。
母里太兵衛は福島正則からすすめられた大杯に入った酒を見事に飲み干して、福島正則が豊臣秀吉から授かった大槍「日本号」をもらったという逸話があり、「黒田節」の題材になった人物として有名です。
博多駅前にはその時の姿を表した堂々たる像があり、博多のシンボルになっています。
それで、先日福岡大学の周辺を歩いている時に↓こんなものを発見しました。
▲ もしかしたら私有地なのかもしれませんので「某所」としますが、なにやら袴姿の武士のように見えます。
▲ 顔はビニールで覆われていて右手は取れてしまっていますが、よく観察すると左手に盃(さかずき)を持っていて、襟のところには菱型(ひしがた)の紋が見えます。
この菱型の紋は母里家の家紋ですので、母里太兵衛のように思えます。
▲ ここでちょっと思い出した事があるのですが、西公園にも母里太兵衛の像があります。
▲ それがこちら。
左手には盃を持っていますが・・・例の福岡大学の近くで見つけたものにとても似ています。
▲ 体型、ポーズ、袴(はかま)の形まで そっくりです。
▲ 刀を指している部分や、帯の結び目、扇子の位置(福岡大学の方は扇子が取れてしまっています)まで細かい部分も酷似していて、同じ型のものではないかと思えます。
西公園の母里太兵衛像の原型とかでしょうか??
▲ これは本当に西公園の母里太兵衛と同じものなのか、誰がどういう経緯でここに置いているのか、謎です。
誰かご存知ではありませんか??