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【福岡の絵葉書】明治〜大正期の福岡市の古地図・「福岡博多市街地図」の絵葉書

古地図は基本的に高くて気軽に買えるようなものではありません。

江戸期以前の古地図は博物館クラスなので原本を手に入れることは まず不可能です。

明治期の終わり頃の古地図になれば たまに売られているのを見ることがありますが、高価で とても手が出る値段ではありません。

しかし、例外的に明治終わり頃から大正期にかけて作成された地図で手に入れやすいものがあります。

それが「福岡博多市街地図」の絵葉書です。

この絵葉書は大正期に大量に出回ったようで、古書店や骨董市などで頻繁に見かけます。

古い絵葉書の専門店「ポケットブックス」などでは1000円で売られています。

箱崎から西新ぐらいの範囲がポストカードサイズの中にギュッと描かれている地図ですが、かなり細かく作りこまれていますので意外と詳細な様子がわかります。

▲ こんな感じで小さな小さな文字で細かく記載されています。肉眼で見る場合には虫眼鏡が必要かもです。

▲ 整備前の大濠周辺の様子もよくわかります。

▲ あとはこういう午砲台の記載などもあって見どころ満載です。

▲ 川筋がどうなっていたか、福岡城の堀がどのように埋め立てられたかなど、現在の地図と比較してみると色々な発見がありますよ。

復刻ではなく、当時発行されたものに触れて確かめてみたいという人にはおすすめです!

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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