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【西区】福岡市の離島 玄界島に行ってきました

福岡市の離島 玄界島に行ってきました。

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▲ 玄界島(げんかいじま)は博多埠頭から約18キロ、渡船で35分ぐらいで気軽に行ける島です。

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▲ 渡船はけっこう広々としていて快適。島に行く人はほとんどが島民の方か釣り目的の人のようです。

玄界島ってどんなところ??

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▲ 博多湾の入り口部分に位置する島です。離島ですが福岡市(西区)に属しています。

人口約700人、島の周囲は約4.4キロの小さな島です。

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▲ 集落は島の南の部分にあり、北側には自然が広がっています。

徒歩で一時間ぐらいで一周できるとのことなのでゆっくりまわってみたいと思います。

島の猫​

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▲ 島に到着してまず出迎えてくれたのが猫。島には定番ですね。

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▲ 以前はもっとたくさんの猫がいたそうですが、平成17(2005)年の福岡県西方沖地震を境にだいぶ減ってしまったそうです。

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▲ もし猫目的で島に行くとちょっと物足りないかな、という感じです。

島を歩いて出会った猫は15匹ぐらいでした。

みどころ その1:小鷹神社​

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▲ 玄界島には「百合若大臣伝説」があります。その伝説はこんな内容です。

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百合若は勇猛果敢な弓の名手として知られた武将でした。

鎌倉時代にモンゴル軍が攻めてきた元寇の際には多くの手柄をあげて活躍しました。

百合若の一団はモンゴル軍との戦いの帰りに当時無人島であった玄界島に立ち寄り休息を取っていました。

百合若が眠りから目覚めると、なんと!島にひとり取り残されていました。

これは家臣の別府兄弟による裏切りでした。

故郷に帰り着いた別府兄弟は百合若は戦いで死んでしまったと偽り、その地位を手に入れたのでした。

百合若は無人島でなんとか生き延びていました。

島に取り残されて二年が過ぎたある日、自分が飼っていた鷹が玄海島の百合若の元にやってきました。

百合若は鷹に妻に宛てた手紙を届けさせ、無事を報告しました。

その後、玄界島にきた漁師に助け出された百合若は故郷に帰り、別府兄弟への復讐を果たし、妻と再び幸せに暮らしました。

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こんな内容です。

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▲ 玄界島にはこの百合若にちなんだ史跡が至る所にありますが、その代表がこちらの「小鷹神社」。

百合若が妻とやりとりをした鷹が祀られている神社です。

ここには鷹が妻から託されて運んできたという硯も伝わっているのだそうです。

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▲ 小鷹神社のみどころはこの階段!

ちょっと写真では伝わりにくいのが悔しいですが、ムチャクチャ急な階段です!

これまで見た階段の中で確実に一番急角度です!

上に登りつく頃には足がかなりキツい・・・

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▲ 拝殿の様子。良い雰囲気でした。

みどころ その2:海岸沿いの史跡​

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▲ 島に沿って作られている道を歩いて一周してみたいと思います。

島は周囲を取り囲むように道が作られていますので徒歩で一周することができます。

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▲ ただし、木が生い茂っていたり、地面がぬかるんでいる場所も多いです。

島を徒歩で一周する場合は汚れてもいい靴を履いて行くことをオススメします。

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▲ また、途中、雨風をしのげる場所は一切ありません。雨対策、防寒対策をしておいたほうがいいです。

日陰などもありませんし、途中には自販機もありませんので真夏に行く場合は熱射病に注意してください。

飲み物は確実に持って行ったほうがいいです。

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▲ まず、こちらの砂浜。

ここにはかつてイタチがたくさんいたことから「イタチぐら」と呼ばれているそうです。「ぐら」は「寝ぐら」とかの「ぐら」でしょうかね??

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▲ イタチぐらからずっと歩いて行くと「まごめ」と言われる場所に着きます。ここは百合若が置き去りにされた場所にだそうです。

こんなところにひとりで残されたら、それは心細く不安だったことでしょうね・・・。ちなみにこのあたりに来ると圏外になって僕も不安でした。

この近くに百合若の足跡が残っている岩があるとのことでしたが、どれがその岩か判別できませんでした。

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▲ 道沿いには花なんかもけっこう咲いていて爽やかな気分で歩けます。

みどころ その3:柱島​

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▲ さらに歩くと玄界島の撮影スポットとも言える「柱島」が見えてきます。

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▲ そんなに柱っぽくないのになぜ柱島?と思ったら、柱状の玄武岩が集まってできた島なので柱島と言われているそうです。なんとも不思議な形です。

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▲ 糸島の芥屋の大門(けやのおおと)と似た感じですね。

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▲ かなり絵になるのでいろんなアングルで撮影したくなります。

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▲ 大小二つの洞窟があり、遠くからでも確認できます。

釣りスポットとしても有名らしく、この日も数人の人が釣りを楽しまれていました。

みどころ その4:大浜​

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▲ この大浜は、福岡藩の佐幕派が勤皇派を粛清したいわゆる「乙丑の変」の際に勤皇の志士斉田要七や堀六郎などが処刑された場所です。斉田要七は処刑の際に

大浜に すつる命は おしまねど 心残すは 皇国のこと

と詠ったと言われています。

みどころ その5:立神岩​

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▲ 海岸沿いにポコッと出ている「立神岩」。立神岩の由来はよくわかりませんが、おそらく神聖なものと考えられてきた岩なのでしょう。

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▲ この立神岩には鉄筋コンクリートの小さな小屋が建っています。

現在は廃墟となっていて使われていないようですが、以前はここで密漁を監視していたのだそうです。

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▲ 夜間でも監視できるようにするためか、小屋の上には探照灯がつけられていています。

階段は崩壊寸前なので登らないほうがいいと思います。

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▲ 周辺にはエンジンの残骸みたいなものが散らばっていました。コレなに??

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▲ 海沿いにポツンと建つ廃墟は何とも言えない不思議な雰囲気が漂っていました。

みどころ その6:若宮神社​

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▲ 玄海小中学校の奥にある若宮神社。玄界島のホームページにはこう書かれていました。

若宮神社の神様は女性の神様でその姿はみにくく、綺麗な女性や綺麗な魚を嫌い、オコゼというみにくい魚を祭ります。若宮神社の始まりは島の海岸に流れ着いた神様(月読命)を榎田政利さんの先祖が見つけ今の「ワカミヤ」に社を建立したのが始まりです。

この「醜い女性の神」「オコゼを祀る」というのは山神信仰によく見られ、神社を巡っていると時々目にします。

志賀島にある志賀海神社の末社「山の神」にも同じような信仰が見られました。

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▲ 小さな島ですから海だけでなく山の恵みにも感謝しようという表れなのかもしれませんね。

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▲ 祠の横にはカラカラになったオコゼが奉納されていました。

みどころ その7:玄界小中学校付近の光景​

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▲ 島唯一の学校である玄界小中学校。生徒数は小中学生合わせて30名ほどだそうです。

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▲ 元々はもう少し北にある旧校舎が使われていましたが、福岡県西方沖地震をきっかけに現在の新しい校舎となりました。

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▲ 小中学校から眺めた景色はなかなか写真映えするものでした。芝生の緑、カーブした道の黄色、海と空の青い色がとてもキレイな色合い。

ここから少し降りて行くと島ならではのものを見ることができます。

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▲ それがこちらの荷物運搬用のモノレール

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▲ 港から住宅地に行くために急な坂かもしくは急な階段を登らなくてはいけません。

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▲ 車を持たない人は重いものを運ぶ時はこれを使っているのでしょうね。ただ、自分で動かせるのか、それとも専門の運転する人がいるのか、その辺りはわかりませんでした。

島の飲食店や売店について​

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▲ 島には飲食店、売店が1店舗ずつあります。

飲食店の「福玄丸」は予約のみ受け付けているそうです。なので玄界島で食事をしたい場合はあらかじめ予約をしておく必要があります。

売店の「アイランドポート」はスーパーのような感じです。島の人たちが普段使うお店ですのでお土産屋という感じではありません。でも、離島にあるということでちょっとした特別感はあります。

まとめ​

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▲ 釣り客がメインで、ものすごく派手な観光スポットがあるというわけではありませんが、のんびり1時間ぐらいかけて写真でも撮りながら島を一周してみると都会の喧騒を忘れられて良いものですね。

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▲ 渡船で35分でこれだけのんびりしたスポットを楽しめるので休日のお出かけにオススメですよ。

玄海島へのアクセス​

博多埠頭から渡船で約35分で到着します。

渡船は行き帰りともに2〜3時間に一本ほど出ています。

料金は片道大人860円、子供430円です。

玄界島の公式サイト
http://genkaijima.com/

Q and A

レンタサイクルなどはある?
レンタサイクルはありません。もちろんレンタカーやタクシー、バスもありません。なので玄界島では歩きで移動となります。

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Y氏こと山田孝之が福岡のちょっと変わった観光スポットや路上ネタを紹介します。著書:福岡路上遺産(海鳥社)
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