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【福岡の絵葉書】博多、呉服町交差点の昔の様子

博多の呉服町交差点の昔の写真を紹介します。


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▲ 呉服町交差点はこの場所です。天神から明治通りをずっと東(正確には北東)方向に進んでいった場所です。


▲ 現在の様子はこんな感じです。天神・中洲方面から見た呉服町交差点です。「呉服町ビジネスセンター」というオシャレなビルがあります。


▲ この場所の大正〜昭和初期の様子はこうです。左側の洋風の建物は手前側が中村家具、奥が高級外車の販売を行なっているヤナセの建物です。現在「福岡第一生命館」がある場所にあたります。路面電車が走っている点にも注目です。

現在呉服町ビジネスセンターがある場所には小さな商店がたくさんあったようですが、1953年に博多大丸となります。しかし1975年に天神へ移転。その後、しばらく空きがあり1982年にエレデ博多寿屋が開店。老朽化により1999年に閉店。2003年に呉服町ビジネスセンターとなったそうです。(→ こちらのサイトを参考


▲ 先ほどと反対側から天神・中洲方面を見た様子。ベローチェというカフェなどがありますね。


▲ 大正〜昭和初期の様子はこうです。左側の「有田ドラッグ」と書かれた看板が面白いです。右側にヤナセと中村家具があります。

写真集明治大正昭和博多―ふるさとの想い出21」に

右端洋館は自動車の外車輸入専門店、梁瀬(ヤナセ)商会。その先が中村家具店。そしてキリンビール、明治屋。このあたりの地価は明治末から大正にかけて東京銀座よりも高かった。博多進出の企業が、ここの地価を聞いて逃げた話は限りなく聞いている。

と書かれていました。

また、「想い出のアルバム・博多、あの頃―明治・大正・昭和を綴る (1977年)」には、中村家具のビルは

福岡で最初のエレベーターをつけた。3階は食堂と余興場。

と書かれていました。

現在はビジネス街という印象が強いですが、昔は商業施設も栄えていたようですね。

博多あるある
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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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