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【博多】意外と知らない博多橋の存在

「博多橋」と聞いてパッと場所が浮かぶ人はそれほど多くないかもしれません。


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▲ 博多橋の場所はこちら。川端商店街の近くにあります。


▲ 「博多橋」という博多を代表するような名前なので大きな橋かと思いきや、意外とコンパクト。


▲ しかし、中洲と博多を結ぶ橋として交通量はそこそこあるようです。


▲ 「中洲の歴史|中洲観光協会・中洲町連合会」のページによると、

宝歴元年(西暦1751年)頃に中洲に畠を作っていた小作人達がその必要性からこれまでの丸木橋から金を出し合って役所に頼らず自分たちの手で作ったので「作人橋」と命名された。この橋は数回架け替えられ現在は「博多橋」と改称された。

とのことで、もともとは中洲に作られていた畠に行くための橋だったようです。

確かに福岡県の近世絵図を見てみると中洲にはまだ建物が何もない様子が見て取れます。

当時は中洲一帯が畠だったのでしょう。


▲ あまり知られていない博多橋ですが、庶民が作った古い歴史のある橋だったのですね。

【参考サイト】
中洲の歴史|中洲観光協会・中洲町連合会
福岡県の近世絵図

古地図の中の福岡・博多―1800年頃の町並み
宮崎 克則 福岡アーカイブ研究会
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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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