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【福岡の絵葉書】旧飯塚川跡を探る

飯塚の本町付近には以前、飯塚川という川が流れていたということを聞きました。

福岡県の近代地図」の中の「飯塚町市街図(1929(昭和4)年)」を確認してみると、確かに今では存在しない飯塚川が描かれていました。


▲ 「飯塚町市街図(1929(昭和4)年)」をもとに旧河川を地図上に描いてみるとこんな感じです。

この川は1975年に埋め立てられて今は地中化されているそうです。


▲ 例えば、本町から東町のアーケードを横切るこの道。


▲ ここはこういう風に川になっていたんですね。


▲ この場所には白水(はくすい)橋という橋があったようです。


▲ 明治41年頃の白水橋の様子はこうです。結構川幅があったようですね。50メートルほどでしょうか。


▲ ちなみに東町は現在アーケード商店街になっていますが、


▲ 大正時代はこのような街並みだったようです。


▲ 白水橋から東に少し進むと211号線とクロスしています。車がならんでいる道が旧河川です。


▲ この場所には千鳥屋本家があります。


▲ 千鳥屋本家の横には栄橋という橋があったそうで、現在も橋柱が残されています。


▲ 橋の上部には千鳥がデザインされていました。


▲ そこからさらに旧河川を北に進んでいくと・・・


▲ 再び道とクロスする場所があります。


▲ よく見ると端の方に「住吉橋」と書かれた橋柱が!

誰も気がつかないぐらいひっそりと埋まっていますが、ここに川があったことを示す痕跡が残っているものですね。

ここから先は旧河川は緑道として整備されていました。

飯塚市誌 (1975年)
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【こぼればなし】

福岡県の近代地図」には飯塚以外にも小倉、八幡、戸畑、門司、直方、田川、久留米など色んな場所の昔の地図が見れますよ。あなたの出身地もあるかも?!

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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