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【福岡市】西公園の下に飛行場があった?!

その昔、大濠公園で開催された東亜勧業博覧会の小冊子を見ていましたところ、気になるものをみつけました。


▲ ページ数50ページほどの小冊子で、福岡の名所などを紹介する内容です。


▲ その中にこちらの地図が載っていました。


▲ なんとなく西公園の付近を見てみると・・・「水上飛行場」と書かれています!

こんなところに飛行場があったのか!


大きな地図で見る
▲ 現在の場所で言うと、福岡市中央区の「港」あたりですね。

飛行場があったのは かもめ広場の付近だと思われます。


▲ 名島に飛行場があったのは以前にも調べましたが(→ こちらを参照「名島水上飛行場跡地」)福岡市の中心部付近にもあったとは知りませんでした。

ネットで色々と調べてみると、こちらのページをみつけました。

入船町水上機基地
http://www.warbirds.jp/airport/fukuoka/irifune.html

↑こちらのページに、

大正14年4月20日 当時 福岡市入船町 現在の福岡市中央区港町に日本航空輸送株式会社の 格納庫とクレーンがあり、そこに大坂から郵便物を主とする定期運行 便がはじまりました。
昭和4年の名島水上機飛行場ができるまで ここが利用されていました。

と書かれていました。

なるほど、1925年(大正14年)〜1929年(昭和4年)の約6年間だけ ここに水上飛行場があったのですね!

昭和2年4月1日~昭和3年3月31日として 大阪-福岡に水上飛行機 常備8台で毎週3往復

↑ しかも、常備8台で毎週3往復していたようです。郵便物を主とする定期運行ということですが、「主とする」ということは一部は一般の乗客も乗れたりしたのかな??


もし今でも西公園のふもとに飛行場があったら かなり便利ですね!まあ福岡市は空港が近いので現状でも相当便利ではありますが。

【参考文献】
入船町水上機基地

カメラが撮らえた福岡県の昭和
中経出版
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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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