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【福岡市】須崎町にある石村萬盛堂本店の建物

博多区の須崎町に石村萬盛堂の本店があります。


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▲ 昔ながらの博多の町並みが残る須崎問屋街。


▲ その入口に石村萬盛堂の本店があります。


川上音二郎 萬盛堂歳時記によると、

じつは萬盛堂は音二郎とは浅からぬ縁がある。日露戦争の勝利にわく博多のまちで、先々代石村善太郎は音二郎の家の一角を借り、鶴乃子石村萬盛堂を創業した。

とのことです。

川上音二郎の家は対馬小路にあり、もともと石村萬盛堂はそこで創業したのだそうです。

現在の場所に移ったのは大正時代で、建物は大正14年(1924年)に建てられたそうです。

こちらのページに掲載されている写真を見ると、現在の石村萬盛堂本店の建物に似ていますね。

当初のテイストを残したまま建てられたのでしょうね。

この建物は福岡大空襲の際にも火災にあわず無事だったとか。

川上音二郎 萬盛堂歳時記には、

その家賃は音二郎の計らいで、博多の総鎮守櫛田神社に納められていたという。

とも書かれていましたが、


▲ 櫛田神社内にある、こちらの「寄進 中対馬小路卅六七番地 宅地建物 川上音二郎 仝 貞子」と書かれた碑は、対馬小路にあった時の石村萬盛堂の建物と土地の家賃を櫛田神社に収めていたという事だったのですね。

てっきり櫛田神社境内の一部の土地を川上音二郎が所有していて、それを寄付したのかと思っていました。

何かひっかかるな〜と思っていたことが解決してスッキリしました。

【参考サイト】
Wikipedia 石村萬盛堂
石村萬盛堂本店 NPO法人 FUKUOKAデザインリーグ選定 福岡のデザイン100
川上音二郎 萬盛堂歳時記

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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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