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【警固】一度 警固神社に合祀された小烏(こがらす)神社

警固に小烏神社という神社があります。


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▲ 場所は筑紫女学園中学・高等学校の近くです。


▲ この近辺は小さな道が入り組んでいて古くからある町並みなのかなぁ、なんてことを想像させます。


▲ 鳥居横にはたくさんの石柱が。福岡西方沖地震の影響でしょうか??


▲ 鳥居から階段を上がっていくと想像以上に境内が広く、立派な拝殿が設けられています。


▲ 案内看板にはこう書かれていました。

当社の祭神は、「建角身神」といわれていいます。建角身神は、神産霊神のお孫神で神徳高く、国土開拓のため産霊の威徳をもって、神武天皇ご東征の折には、皇軍を導かれ、賊軍の説得に努め、多大の功績をたてられたといわれています。その建角身神を祭神とする当社は、古来より薬院の地に鎮座する地方の古社で建国創業の神として、地方開拓の産霊祖神として村人の信仰を、集めていたと、いわれていいます。明治五年十一月三日、村社に指定されましたが、その当時の薬院村には、古小烏、南薬院、汐入町、原の町、上出口町、中出口町、岩戸町、中庄町、小森町がありました。なお、現在では家内安全、商売繁盛、子供の守り神として、地域住民から多くの信仰を集めている氏神様であります。


▲ 鎌倉時代の福岡市をあらわしたとされる絵図を見ると、「古烏大明神」と書かれていて、すでにこの神社が存在していたことがわかります。(※絵図は地下道呉服町駅近くの案内看板より引用)※ 参考 → 800年前、鎌倉時代の福岡市周辺の様子はどんな感じ?

かなり歴史のある神社なんですね。


▲ この小烏神社、実は一度 警固神社に合祀(ごうし=複数の神を一つに合せて祀ること)されたことがあるのだとか。

警固神社はもともと福岡城の場所にあり、福岡城が築城される時に小烏神社と一緒に現在の警固神社の場所に移設されたのだそうです。

その後、小烏神社のみが現在の小烏神社の場所に分離され現在に至っているということだそうです。


▲ 警固あたりの旧町名に「古小烏(ふるこがらす)町」というものがありますが、これは警固神社に合祀される前に小烏神社があった場所なので”古”小烏町となったのだそうです。

【参考サイト】
小烏神社(中央区警固)| 玄海の風
[0107] 小烏神社(こがらすじんじゃ)|福岡県神社巡り福岡神社参拝帳

福岡歴史探訪 中央区編
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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