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【飯塚】5000点のコマを展示する「日本の独楽(こま)資料館」

飯塚にある5000点のコマを展示する「日本の独楽(こま)資料館」に行ってみました。IMG 6945
▲ 新飯塚駅から歩いて10分ほどの場所にある「日本の独楽資料館」。

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▲ 場所はこちら。住所:飯塚市立岩1122-1

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▲ この資料館、第3日曜日の10時~17時しか開館しておらず、なかなか行くタイミングの難しい場所です。

ずっと行きたいと思っていましたが、今回ようやくスケジュールを合わせることができましたので行ってみました。

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▲ 館内に入るといきなりド〜ンとあらわれるのが世界一の大きさを誇る巨大なコマ「竜神瑞祥大独楽」です。

もちろんちゃんと回ります。

高さ3メートル、周囲11.2メートルの巨大さ!

重さは8トンもあるそう!

運搬には大型トラックを使用したそうで、夜を徹して搬入が行われたのだとか。

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▲ 絵柄は非常にありがたい感じの七福神。

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▲ そして竜神。

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▲ このコマには南蔵院の住職によって入魂も行われているそうです。

巨大コマの前には賽銭箱も準備されていて、コマに願いを込めて参拝することもできるようになっていました。

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▲ おみくじまで設置されている徹底ぶり。

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▲ コマにちなんだメッセージが記されたおみくじは必見です。

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▲ そして奥に進むと壁一面に大量のコマが展示されています。

よくこれだけの数を集めたな〜!圧巻です。

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▲ ユニークなものから伝統的なものまでさまざま。

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▲ コマの極意を伝授する古文書まであります。

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▲ 元禄時代には諸国の大名たちが独楽で勝負する文化があったそうで、各藩で高い報酬を支払って独楽師を召し抱えていたのだとか。

コマがどれだけ長く回り続けるかで勝敗が決まっていたのだそうです。

日本の独楽資料館でもどれだけ長く回すことができるかの研究が行われていて、最初は5分ぐらいしか回せなかったものが、近年では20分も回し続けることができるようになったそうです

20分回り続けるとはスゴイですね・・・。

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▲ 先ほどは世界一大きいコマを見ましたが、世界一小さいコマだってあります。

このコマ用に虫眼鏡を貸してもらえました。

虫眼鏡を使っても見えにくいほど小さい・・・。

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▲ なんと直径は1ミリ。

でもよ〜〜く見るとちゃんとコマの形になっています。

いったいどうやって作ったんでしょうね?!

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▲ こちらの「こま雛十段飾り」も圧巻です。

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▲ キレイに装飾されたコマが2500個ならんでいます。

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▲ よく見ると茶碗などの細かいパーツまでひとつひとつがコマになっていて驚きます。

これを作るのにどれだけの手間がかかったのだろうかと想像すると気が遠くなります。

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▲ その他にも紹介しきれないほどの面白いコマが大量に展示されています。

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▲ 懐かしいものや「なんだこれは?!」とビックリするものまでいろいろな発見があって楽しいです。

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▲ 物販コーナーではコマの販売も行われています。

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▲ 1ヶ月に1日しか開館していないのでなかなかタイミングが難しいかもしれませんが、ぜひ一度行ってみてくださいね。

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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