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【福岡市】馬出の電停跡に残っている鉄塔の正体?

以前ブログで馬出に西鉄福岡市内線の電停跡が残っていることを紹介しました。

馬出にある福岡市内電車の痕跡
http://y-ta.net/maidashi-train/


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▲ 場所はこのあたりです。旭軒というお店の横です。


▲ ここには廃線となった西鉄福岡市内線の電停跡が残っています。

石のタイルを埋め込んだものが現在でもそのまま残っていて、バス停として使用されています。


▲ そして、その向かい側には古い鉄塔があり、これは西鉄福岡市内線で使われていたものだと言われています。

色々なサイトや本でも同じように西鉄福岡市内線のものだと紹介されていました。

先日「ニュース5ちゃん」という番組の取材で電停跡とこの鉄塔のことを紹介することになり、ひとしきり解説をした後、電車が走っていた当時のことを伺うために旭軒の方にインタビューをすることになりました。

旭軒の方に昔は店の数メートル横を電車が走っていて・・・現在でも電停跡がバス停として使われていて・・・ということを教えてもらい、例の鉄塔の話になりました。


インタビュアー「この鉄塔は電車に使われていたものなんですよね?」

旭軒の方「違うと思いますよ

(えっ?!)

インタビュアー「電車に使われていたものと聞いたんですけど・・・」

旭軒の方「九電が管理していますので多分違うと思うんですけどね・・・」

(やばい!!偉そうにペラペラと話してしまった・・・恥)

どうやら電車に使われていたものではないらしい。

ということで九電に問い合わせてみることに。


九電の回答は

・この鉄塔は九電が作ったもので今でも九電が管理している
・昔はほとんどの電柱が木製だった
・横に電車が通っているため電線を通すためにある程度の高さが必要
・木製の電柱だとあまり高くすると強度的に問題がある
・その為、ここの電柱は鉄塔になっている

というものでした。ただ、確かな記録が残っていないため「おそらく」ということでした。


▲ 旭軒には電車が走っていた当時の写真がありましたが、この時から既に一本だけが鉄塔でその他のものは普通に丸い電柱のようです。

電車に直接使われていたものではないけれども、電車があったからこのような鉄塔になった、ということのようです。

深堀りしていくと色々とわかってくるものですね。

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【こぼればなし】

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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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