【美野島】レトロな商店街が残る博多の下町 美野島を歩く
福岡市の博多区にある美野島はレトロな商店街が残る下町として親しまれています。[map addr=”福岡県福岡市博多区美野島”]
▲ 場所はこちら。
▲ 美野島の西側には那珂川が流れていて対岸には中央区の清川が隣接しています。
▲ 清川と美野島を結ぶ美野島橋。
▲ 明治時代後期に柳町(現在の大博町周辺)の遊郭が現在の清川周辺に移転して新柳町となり、そこに隣接していた美野島地区も発展、さらに昭和初期に美野島南部に工場地帯が形成されたことから多くの人が集まり、住宅や商店街が形成されました。※写真は昭和初期の新柳町の様子
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▲ ちなみに昭和21年に美野島橋の下で恵比寿像が見つかったという伝承もあります。
見つけた人は宝くじに当たったりするなどの幸運が舞い込み、裕福になることができたのだとか。
その恵比寿像は現在住吉神社に奉納されています。
▲ 美野島橋横にあった気になる自販機。
▲ 感謝セール。現在でも110円の価格を守っているのは素晴らしい。
▲ 清川側から美野島橋を渡ると美野島商店街が広がっています。
▲ 美野島はなぜか三叉路が多いです。
▲ 大阪のおばちゃん屋??!
▲ 良さ気なお菓子屋さん 月花堂。
▲ あと、美野島は妙に狭い道がくねくねと入り組んでいて独特です。
▲ 三丁目の夕日的な風情。志免の大正町商店街に街並みが似ています。→志免炭鉱の炭鉱町として栄えた大正町商店街
▲ 安くて新鮮な食材がたくさんです。
▲ レトロな木造建築がいい味出してます。
▲ この建物にはホーロー看板が残っていますね。
▲ 清涼飲料水の看板が。7upのやつは特に古そう。
▲ 消火器も古いのが設置されていました。「火災絶滅運動」という表現がいいですね。
▲ 美野島鯛焼 きんぎょ。以前食べたのですが美味しかったです。鯛焼を食べながら散策すると雰囲気出てきます。
▲ 裏道をウロウロしていると小さな神社を発見。土地が三角形になっていて面白いです。
▲ 祠に東屋みたいな屋根を設置した独特の形式。
帰ってから調べてみたら天満宮社でした。菅原道真公が立ち寄ったとか、そういう関連の神社だと思われます。
▲ 鏡屋呉服店。
▲ 横には典型的トマソンが。(→トマソンとは?)
▲ この鏡屋呉服店の場所も三叉路になっていて素晴らしいロケーションです。
▲ あと、この三叉路も面白い感じでした。
▲ ものすごく細い道がくねくねと伸びています。というか白線を引く必要があったのだろうか・・・?
▲ 鎌倉時代の博多周辺を描いたとされる博多古図(→ 800年前、鎌倉時代の福岡市周辺の様子はどんな感じ?)、これにも美野島を確認できます。(→拡大して確認する)
▲ このように美野島は「蓑島」と、まさに島として描かれています。
▲ こういった三叉路やくねくねと入り組んだ不思議な道が多いのは島だった頃のなごりなのかな・・・なんてことを想像しながら歩くと楽しいです。
※ただし、本当に島だったかどうかは諸説あるようです。もしかしたら中洲みたいな感じになっていたのかもしれません。
▲ 最後は美野島名物の飲食店「かどや」にて食事。
撮影禁止とのことでしたので店内の様子はありませんが、レトロな机と木でできた丸椅子がいい味出してました。
天とじ丼を食べましたが、激ウマ。オススメです。
▲ あと、商店街から少し南側に離れますが、パナソニック辺りに行くと廃線跡の道を歩くことができます。
かつてあった筑前簑島駅の痕跡(厳密に言うと後に作りなおされたらしい)がありますので、こちらも見てみると楽しいかもです。(→Wikipedia筑前簑島駅)
美野島商店街facebookページ
https://www.facebook.com/minochan.hakata
【参考サイト】