【大野城】三浦鏝絵(こてえ)美術館に再訪したら安部総理やゴジラや猫型ロボットなどが増えて、あいつが青くなっていた
いろいろ大変なことになっていました・・・。
▲ 三浦鏝絵美術館に前回訪問したのが2013年5月。
なので今回は約2年半ぶりの訪問です。相変わらずスゴイ。
前回の記事→サブカル臭がハンパない三浦鏝絵(こてえ)美術館が見どころ満載すぎる
[map addr=”福岡県大野城市下大利4-7-1″]
▲ 場所はこちら。福岡県大野城市下大利4-7-1
住宅街の中なので少し難易度が高い。
駐車場はないので車で行く場合は徒歩5分ほどの場所にある水城駅の駐車場に停めてから徒歩でどうぞ。
▲ 美術館への入り口。
▲ やはりこの方が出迎えてくれます。
▲ 今回はラッキーな事に館長さんも在廊中。
色々と話を聞かせてもらうことができました。
▲ とりあえず2Fにある展示室へ。
▲ 館長さん猛プッシュの作品「かず子さん」。
モデルは奥さんだそうです。
一応、予備知識として「鏝絵(こてえ)」とは何かを説明しておきますと、
こて絵(鏝絵・こてえ)とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことである。左官職人がこてで仕上げていくことから名がついた。(Wikipedia こて絵 より引用)
というものです。
▲ 「こて」とはこういう道具です。(写真は Wikipedia より)
元々は
題材は福を招く物語、花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて極彩色で表現される。これは財を成した豪商や網元が母屋や土蔵を改築する際、富の象徴として外壁の装飾に盛んに用いられたからである。(Wikipedia こて絵 より引用)
というように、母屋や土蔵の外壁の装飾として用いられていたものです。
それを自由な形で発展させて作られた作品が目白押しなのが三浦鏝絵(こてえ)美術館なのです。
▲ 作品のカラーリングや造形が大変おもしろく、鏝絵ならではの独特のパステル感とあいまって美しいです。
▲ 2年半前に訪問した時よりもなにやら作品が3割ぐらい増えています。
スゴイ制作意欲です。
▲ これは・・・あの猫型ロボット?!
▲ 妙に唇に女性らしさが。
▲ ピンクバージョンはなぜかピースサイン。足元には下駄。いろいろ謎すぎますがかわいいです。
▲ これは・・・?
▲ ゴジラ?!
▲ この自由さが三浦鏝絵美術館の魅力です。
▲ なんか豆腐みたいなやつ。上にはムーミン風のキャラが乗っています。
▲ この人は!
▲ 前回おばあちゃんが着るような肌着に男性物のトランクスを身にまとっていた人形だ!
▲ ポロシャツを着せてもらって少し満足気である。
▲ そしてこちらの作品。タイトルは『アベノミクス』。
そう、この人物は安部総理。
▲ 「おえほん」を持ったザビエル。像は土壁に使われる素材を使っているそうです。像の肌の質感がよく出ています。
▲ 前回もあった星のようなキャラ。奥に二人増えています。
▲ この作品は日本をテーマとしたもので、ルーブル美術館に写真が展示されたこともあるのだそうです。左のポスターが展示されたものとのことです。
右側にいるヘビが不気味にならないように耳をつけているそうです。確かにヘビに耳があると可愛く感じますね。
▲ ところせましと並べられた作品は見ていて飽きません。
▲ こちらの作品はタイの国王も見たのだとか。「タイ王室奨励貴賓芸術賞」という賞を受賞した作品です。
▲ キャプションに「タイ国にはフラミンゴはおりませんといわれました」と書かれていました 笑
▲ 出た!初音ミク風の何か。
▲ 館長さんに聞いてみたところ、やはり初音ミクをイメージしたものだとか。
「確かこんなだった」という記憶で制作したそうです。
▲ 館長さんはメディアで紹介されることも度々で、掲載された新聞や雑誌が大量に置かれていました。
▲ ときどき紛れ込んている児童向けの書籍は子どもたちが遊びに来て勝手に置いていくのだとか。
▲ この場所はちょっと秘密基地みたいで楽しいので子どもにも人気があるのでしょうね。
▲ 美術館横のこちらが館長さんの自宅。
▲ ここも鏝絵で装飾されています。この天女は小さく描こうと思っていたら予想以上に大きくなってしまったそうです。
▲ 西洋風のイメージも鏝絵で再現。これはカッコイイです。
▲ こちらのタワーのような作品は、館長さんいわく、岡本太郎にアイデアをパクられたとのこと。
確かに岡本太郎作品にありそうだ。
▲ この作品の下に行って上を見上げると世界で一番美しいものが見れるとのことでしたので、上をみると鏡が設置されていました。
つまり、鏡に写っている自分自身が一番美しいのだよ、ということを表現したものだということでしたが、笹の葉が生い茂っていてよく見えませんでした・・・・・・・。
▲ そして自宅内の壁にある処女作品も見せてもらうことができました。これは貴重!
迫力ある二匹の獅子がカッコイイです。これが最初の作品とはスゴイですね。
ちなみに館長さんはもともと左官職人だったそうですが、こういった鏝絵の作品は完全に独学とのことです。
▲ 美術館横の豆砂利のアートも圧巻です。
動物や花火などが楽しいです。
これを作っていたら近所の人達が集まってきて、みんなで一緒に作ったのだそうです。
▲ 赤い線は上の龍の血液をあらわしていて、血液は館長さんの自宅まで続いています。
▲ この血液を通して龍と一体になるのだそうです。
しかし、その説明を聞いた奥さんは「今までしっぽだと思っていた」と言っていました 笑
▲ あと、気になるすぎるこれについて館長さんに聞いてみました。
▲ 前回来た時には赤白のカラーリングだったのですが・・・
▲ 今回見たら真っ青にカラーチェンジ!
一体これは何なのか?!
実はこれ、館長さんいわく、RKBのキャラクター「ももピッ!」を表現しているのだそうです。
▲ こちらが「ももピッ!」(※画像はみて4rkb facebookページより)
▲ 「ももピッ!」を作っていたら途中でよくわからなくなって現在の形になったのだそうです。確かに羽があったり角みたいなものがあってやろうとしていたことはわかるという感じです 笑
▲ 今回も楽しすぎた三浦鏝絵美術館。ぜひ訪問してもらいたいおすすめのスポットです。