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【福岡】上川端町‎にある水車橋の名前の由来

上川端町‎にある水車橋という名前の橋があります。


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▲ 櫛田神社や川端商店街の近くです。


▲ 「すいしゃばし」ではなく、「みずぐるまはし」が正式な名称のようです。


▲ すぐ近くに二本の橋がならんでいてV字型になっているのですが、どちらも水車橋と書かれていましたので、二本セットで水車橋なのだと思います。


▲ しかし、なぜ水車橋という名前なのでしょうか??調べてみると下記のページを発見しました。

博多こぼれ話(西日本シティ銀行)

↑こちらのページによると、

国体道路ぞいに東中洲へまいりますと、水車橋という橋がありました。橋のたもとに油を搾る水車があり

と書かれていました。なるほど、昔このあたりに油を搾るための水車があったので水車橋なのか。

もしかしたら古地図などに書かれていないか確認をしてみたところ・・・


▲ おぉ!ちゃんと書かれていた!(※地図は大博通り沿いに展示されていた「博多古図」より引用)


▲ さらに江戸時代の中洲周辺を描いた絵図にも水車が!(※絵図は福岡市博物館発行の絵葉書)


▲ これらの古地図や絵図をヒントに考えてみると、水車があったのは水車橋のやや北側のこのあたり。


▲ こんな感じで水車があったのだと思われます。地図や絵図に描かれるぐらいなので相当大きなものだったのかもしれません。

水車がある光景は風情があったことでしょうね。

水車がいつ設置され、いつ撤去されたのかということは いろいろと調べてみましたがわかりませんでした・・・。

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ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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