【糸島】異世界の雰囲気!芥屋「幣(にぎ)の松原」に残された製塩所跡の煙突
まるで異世界のような雰囲気!芥屋「幣(にぎ)の松原」に残された製塩所跡の煙突へのアクセス方法、周辺情報、注意事項などを解説します。
アクセス方法
▲ 「幣(にぎ)の松原」に残された製塩所跡の煙突の住所は「福岡県糸島市志摩芥屋76−31」です。
公共交通機関で行くのは厳しいですので自家用車やレンタカーで行くのがベストです。
博多・天神あたりからであれば都市高速+福岡前原道路で50分ぐらいで到着します。
製塩所跡の煙突から道を挟んで向かい側に無料の駐車場がありますのでそちらに駐めることができます。
幣の松原とは?
▲ 幣の松原は江戸時代に福岡藩によって植樹された人工林です。松を植えることで砂の害や塩害を防ぐ目的があったのだそうです。
「白砂青松100選」というものにも選定された美しい松林でしたが、5〜6年前からマツノザイセンチュウとマツノマダラカミキリという虫が大量発生して松枯れの被害が広がっています。
特に幣の松原の西側の被害が甚大で、ほんの数年前までは先が見えないほどたくさんの松で覆われていたのが、上記の写真のようにスカスカの状態に。
▲ 現在、虫を駆除したり、新しく松を植えることで松林の再生が試みられています。
製塩所跡の煙突
▲ 松林が枯れてしまったことで姿を現したのが、かつてこの場所にあった製塩所跡の煙突です。
広い草原のようになった場所にポツンと煉瓦造りの煙突が立っていて異世界の雰囲気。
▲ 数年前までは松林に隠れて見えなかったそうなので、突如現れた古い煙突の存在によってかつて製塩所があったことを知った人も多いことでしょうね。
▲ 煙突はかなり古そう。歴史を感じます。
芥屋は「またいちの塩」が最近有名ですが、昔から製塩を行っていたのですね。
▲ 松が再生するのには数十年かかるそうですが、いずれまた松林に囲まれて自然に帰っていくのでしょうね。
そういう意味では今しか見れない光景です。
注意事項
煙突の近くでは新しく松の苗を植えて松林の再生が試みられています。見に行く場合は松の苗木を踏みつけたりしないように注意しましょう。
煙突のすぐ横は海岸に続くあぜ道になっていますので、そのあたりから鑑賞するのが良いかと思います。
古いものですので崩れたりする可能性もあります。押したり寄りかかったりしないようにしましょう。
雨の日などには土がぬかるんでいますので注意して下さい。
まとめ
▲ 芥屋「幣の松原」に残された製塩所跡の煙突。なかなか異世界の雰囲気ただよう場所です。廃墟好きの方などはグッと来るものがあると思いますよ。
Q & A
- 人は多い?
- 夏場は海水浴客でにぎわいますが、冬場は釣りをしている人が数人いる程度です。
- 周辺に他の立ち寄りスポットはある?
- 煙突横のあぜ道を北に進むとキレイなオーシャンビューが広がっています。天気の良い日には遥か彼方に明治8年に造られた烏帽子島灯台が見えます。また、近くに奇岩として知られる「芥屋の大門」があります。遊遊覧も出ています。
- 周辺に飲食店はある?
- 道沿いにカフェが点在しています。芥屋の漁港のほうに行くと海鮮系の飲食店も複数あります。
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