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探していたものが見つかる豆腐をお供えする神社

探していたものが見つかる豆腐をお供えする神社DSC03158
▲ 福岡市西区今津にある浜崎地区。

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▲ 浜崎山の麓に広がる小さな漁村で、古くは貨物船業で栄え数多くの人が行き交った場所です。

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▲ そんな浜崎地区の裏手にひっそりと白川稲荷大明神という神社があります。

[map addr=”福岡県福岡市西区今津64”]
▲ 場所はこちら。住所:福岡県福岡市西区今津64

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▲ 祠とその前に鳥居が並ぶ小さな神社ですが、”探していたものが見つかる神社”として古くから知られています。

もともとは漁師の大漁祈願として慕われていた祠であったそうです。

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ところが、ある時、志賀島から女性がやって来て神のお告げがあったのでこの祠の守りをすると言い、その女性の注力もあってか数多くの人から崇敬を受ける神社となり、盛んに祈願が行われるようになったのだそうです。

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稲荷神社であるため油揚げがお供え物として捧げられていましたが、この神社の神様は老婆であるのでもっと柔らかい豆腐が良いということになり、以来、豆腐がお供えされるようになりました。

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▲ 一時は隆盛を極めた神社も時代を経るごとに徐々に廃れ参拝者も減っていきましたが、いつのころからか”探していたものが見つかる神社”として知られるようになり、今でも時折探しものの祈願に訪れる人があるのだそうです。

祈願後、探していたものが見つかったお礼参りの際には豆腐をお供えとして捧げるという風習があるのだそうです。

【参考文献】
・福岡県の不思議事典 半田隆夫/堂前亮平 編【新人物往来社】

福岡県の不思議事典
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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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