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【福岡の絵葉書】水上公園の歴史

水上公園は那珂川の河川敷にあります。


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▲ 場所はこちらです。

水上公園は大正12年12月に昭和天皇のご成婚を記念して作られた公園です。

そのため「記念公園」という別名でもよばれています。

▲ 赤煉瓦館付近から水上公園を見た様子です。

▲ そしてこちらが同じアングルで明治後期〜大正頃に撮影されたものです。

まだ水上公園はありません。

この写真を見ると、もともとの地形を活かして作られた公園ではなく、人工的に川を埋め立てて作られた公園だということがよくわかりますね。

▲ こちらの写真はおそらく水上公園が作られて間もなくの頃、大正頃の写真です。

石や木はあるものの、モニュメントや建物らしきものはなかったようです。

▲ 昭和初期になるとこんな感じです。

タージマハルのような建物があったのですね!オシャレです。

戦後すぐの頃は不法占拠されていたりして荒んだ場所になっていたらしいですが、その後、再整備されたそうです。

▲ そして昭和40年頃の様子はこうです。

水上公園内かどうか判別できませんが、大きな時計台があったようです。

向かい側(現在の親和銀行の場所)にはヘリコプターの飾りがついた広告塔がみえますね。おもしろいです!

▲ 現在の様子はおなじみのこんな感じ。

実は水上公園にはいろいろ見どころがあるって知ってましたか?

▲ こちらの「風のプリズム」は道路からもよく見えて有名ですね。

▲ こんなオブジェもあるということをご存知ですか?

こちらは安永良徳氏の「ホウオウ」という作品です。

▲ 中国の伝説上の鳥である鳳凰(ほうおう)をモチーフとした作品です。

現在は花壇の中で羽ばたいていますが、ちょっと前まではここは「希望の泉」といわれる噴水でした。

ですので、水の中に鳳凰がいるという作品のはずでしたが、花壇になったことで若干コンセプトが変わってしまいました。(→その時の様子はこちらで見れます

まあこれはこれでおもしろいのですが。笑

▲ そしてこちらの木。(逆光でわかりにくいですが。。。)

▲ この木は福岡と姉妹都市のボルドー市の市長と当時の福岡市長が一緒に記念植樹した木なのです。

ボルドー市(あのボルドーワインのボルドーです)は福岡市と姉妹都市だったんですね。

身近すぎて普段は見落としてしまいそうですが、いろんな歴史と見どころがあるものですね。

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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