【福岡市】海から約3km離れた住吉神社前の池は海の痕跡?!
昨日FM福岡のモーニングジャムに出させてもらいました。その時にパーソナリティーの中島浩二さんが住吉神社前にある池の話をチラッと聞かせてくれました。
中島さんによると、住吉神社前にあるひょうたん池は その昔、福岡市がまだ巨大な入り江(海)だったころの名残りで、入り江がどんどん埋め立てられて小さくなっていき、最終的にあの池になったと聞いたことがあると言っていました。
いかにもこのブログっぽいネタでとてもワクワクしたのでちょっと調べてみることにしました。
▲ 住吉神社はこちらです。海からは約3kmほど離れた場所にあります。
▲ そしてひょうたん池と言われる池はこちら。
▲ 「ひょうたん池」とは通称で、正式名称は「天竜池」というようです。
▲ 天竜池はこんな感じの小さな池です。今にも干上がってしまいそう。。。
▲ 古地図にはどのような様子なのでしょうか。鎌倉時代をあらわしたと言われている博多往古図(→ 拡大する)を見てみると・・・おぉ!確かに住吉神社の周りは全部海です!(※古図は地下鉄呉服町駅付近の案内看板より)
▲ 天竜池の場所はこのあたりになりますので、位置関係もピッタリ!
▲ そして、この池の真ん中の小島には「天津神社」という住吉神社の末社があるのですが、ここに伝わる伝説がこれまた海があったことを特定できるエピソードで面白いです。こちらのサイトに書かれていました。
住吉神社西門の道を挟んだ所に天竜池があります。池の中にある亀島には住吉神社末社の天津神社が鎮座します。祭神と縁の深い縁結び、開運除災の神「伊弉諾大神(いざなぎおおみかみ)」を祀っています。
池は昔の入海の名残です。イザナギが黄泉の国の穢れ(けがれ)を落とす為に、海水で「みそぎ」をされた場所が天竜池という貝原益軒(かいばらえきけん)説があるようです。
▲ まさに海があったことを示すエピソードですね!
さらに、この天竜池は別名「潮入りの池」とも言われているそうで、これまた海関連です。(→ こちらを参照)
またひとつ、誰かに教えたくなるネタを仕入れてしまいました。明日誰かに無理やり聞かせたいと思います。笑
【参考文献】
・((( ^ ∀^)/ 歩ばあちゃん 出会い旅(壱)福岡県福岡市 住吉神社へ(1)
・神社人 住吉神社(福岡市)
イースト・プレス
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