【天神】勝立寺にあるかぼちゃのオブジェが乗った石碑
天神の勝立寺にはかぼちゃのオブジェが乗ったユニークな石碑があります。
[map addr=”福岡県福岡市中央区天神4丁目1−5″]
▲ 勝立寺の場所はこちら。
▲ 勝立寺は建立された経緯も少し変わっています。
勝立寺「お寺の由来」にはこう書かれています。
慶長八年四月二十五日(1602年)に京都妙覚寺の僧、唯心院日忠は九州布教の折り、博多蓮池の妙典寺に招待されました。
その際、キリシタン徒イルマン(宣教師)旧澤、安都と宗教問答をして勝利を得ました。
福岡藩主黒田長政公はその功績を讃えるため、キリシタン教徒の居留地を日忠に下賜しました。
宗教問答に勝ったことから長政の命で、寺号を”勝って立つ寺”の「勝立寺」と名付けられました。
詳しくはこちらを参照→天神にある勝立寺がみどころ満載
http://y-ta.net/syoryuji/
▲ また、西南戦争の時には新政府軍(官軍)の仮本営が築かれた場所でもあります。→参照:【熊本】今でも銃弾が出土する日本最大の激戦区 田原坂
▲ そんな勝立寺の門の左側には↓こんな碑があります。
▲ 碑の上にかぼちゃが乗っている!(右)
▲ 「海中出現 南瓜 毘沙門天王 厄除鬼難」と書かれています。
その昔、博多の商人だった笹正兵衛が大阪に向かう途中、海難事故にあい、その際に海中からかぼちゃを持った毘沙門天が出現し、飢えずに生き延びることができたのだそうです。
帰ってきた笹正兵衛は勝立寺に毘沙門堂を建立し、参拝者にかぼちゃを振る舞うようになったのだそうです。
その行事は現在でも引き続き行われていて、冬至の日に「かぼちゃ大祭」が開催され、かぼちゃ料理が振る舞われています。
このかぼちゃにそんなエピソードがあったとは。
「かぼちゃ大祭」ぜひ参加してみたいです。
【参考サイト】
・勝立寺のかぼちゃ大祭 約300年続く冬至の伝統行事