スゴすぎ!博物館級の昭和コレクターの家に行ってきました
ここは博物館かな?と思ってしまうほどのコレクションを持つ昭和コレクターの家に行ってきました。スゴすぎます・・・。
▲ 先日の「久留米マニアック日帰り観光」の続編です。
▲ 久留米出身の作家 三崎亜記さんから久留米のマニアックすぎる観光スポットをいろいろと教えてもらいましたが、三崎さんの従兄弟(いとこ)が昭和コレクターらしく、コレクションルームがかなりスゴイことになっているとのこと。
▲ ということでさっそく連れて来てもらいました。
玄関から昭和の良い雰囲気が漂っています。
▲ こちらが三崎さんの従兄弟の昭和コレクター、橋本さん。(写真右)
橋本さんご本人の雰囲気そのものが昭和チックで本格的です。これは期待できそうです。
「橋本さん、今日は宜しくお願いします」
「はい、ゆっくり見ていって下さいね」
▲ まずグッと来たのが玄関先に掲げられていた資生堂石鹸セールスメンバーと書かれたホーロー看板。戦前物ですね。
色合いも非常に美しく、良いアクセントになっています。
さっそく中に入ってみると・・・
▲ おぉ〜!!すげ〜!!
▲ スゴすぎる!
▲ ここは博物館かな?というほど昭和なグッズであふれています。
「橋本さん・・・スゴすぎますね・・・!これいったいどれぐらいの期間をかけて集めたんですか?」
「昔からずっと集めてるんですが、本格的に集め始めたのはわりと最近です」
「ただコレクションするだけでなく、きちんとテーマごとにディスプレイされていてただならぬセンスを感じます・・・取材とかもよく来るんじゃないですか?」
「いえ、基本的には誰にも見せてないので取材みたいなのは今回が初です」
「そうですか、これだけ本格的なコレクションにも関わらず今まで誰も見せてないというのが逆にスゴイですね・・・」
▲ 古民家の雰囲気を上手に使ってコーディネートされているので統一感があって素晴らしい。
「このコレクションってどこで手に入れてるんですか?これだけのコレクションなのでぶっちゃけ けっこうお金もかかっているのでは・・・?」
「ほとんどが蚤の市で見つけてきたものです。高いものは買わない主義なので意外とお金もかかっていないんですよ」
▲ 大量のポーズ人形。これはかわいい!
▲ 案内してくれた三崎さんも最近はここに来ていなかったらしく、あまりの本格的さビックリしていました。
▲ レトロな品々はデザインが素晴らしく、見ていて全く飽きません。
▲ 缶や箱にまで凝ったデザインが施されていて面白いです。
▲ こういう大きさや形が統一されていないものってどう並べていいのかわかりませんが、こういう風にディスプレイすると良いんですね。
とても勉強になります。
▲ 品物はどれも状態が非常に良く、この電話なんかは実際に使っているのだそう。
▲ 喫茶スペース。こういう部屋に住んでみたいな〜。
「橋本さんはお好きな年代とかはあるんですか?」
「年代でいうと70年代が好きですね。この時代のモノってデザインがとても良いんですよね」
「確かに70年代って色彩豊かでカワイイですよね」
「そう、まさに70年代頃のモノは今の『カワイイ文化』の元になっていると思うんです」
「なるほど、このあたりにルーツがありそうですね」
▲ そして凄まじかったのが雑誌のコレクションルーム。
▲ 戦前から80年代頃までの雑誌が部屋にぎっしりと詰め込まれていました。
▲ 主婦向け雑誌から少年誌までバラエティ豊か。
▲ 棚は2重、3重に置かれていて、まさに本棚の迷路です。
▲ こういったカストリ雑誌のたぐいは消費されて捨てられるのが一般的なのでこれだけ良い状態で、しかも数が揃っているのは奇跡的です。
「雑誌類は図書館などでも見ることができませんのでこれだけの数があるのはとても貴重ですね」
「それにしてもなぜこれほど大量の雑誌を集めようと思ったんですか??」
「もともとデザインの勉強をしていて、昔の広告のデザインに興味を持ったからです。昭和な広告を専門に紹介するブログも前やっていたこともありますよ」
「なるほど、昔の本ってデザインが面白いですよね。表紙なんかもそこまで気合入れてやらなくても・・・と思ってしまうほど良いデザインのものが多いです」
▲ あまりにも膨大なコレクションなのでまだまだ一部しか見ることができませんでした・・・。
▲ 本当にすさまじい量と質なので入場料を払ってもいいと思えるレベルでした。
▲ 人知れずコレクションをしている人がまだまだいるものですね・・・。
橋本さんの人柄も面白く、とても充実した楽しい時間を過ごすことができました。