【唐人町】福岡市の唐人町商店街の歴史
福岡市の唐人町はとても歴史の古い町です。
▲ 唐人町の場所はこちら。
唐人町の歴史は一説には弥生時代までさかのぼるとも言われています。(※画像は鴻臚館案内板より)
外国交流の窓口として唐人町の基礎が築かれ、飛鳥時代(7世紀ごろ)になると遣唐使が遣わされるになり外国交流が活発になったことで発展していったようです。
福岡の港についた外国の人は唐人町で準備を整えてから鴻臚館へ向かったとも言われています。
「唐人町」の名前の由来は諸説あるようですが、唐の人が住んでいたり、唐との窓口であったり、そういった唐との交流が関連しているものと考えられています。
▲ 江戸時代になると、唐人町の東側に福岡城が作られ、唐津街道が整備されたことでさらに発展しました。(※画像は唐人町案内板より)
▲ 旧唐津街道は明治通りから一本北の道になります。
▲ 唐津街道沿いの唐人町と福岡城下の境界部分には黒門が作られました。
▲ 唐人町商店街の手前部分に、
▲ このように黒門があったようです。
▲ 「黒門飴」というお店の前あたりに門があったようです。
黒門飴も歴史を感じさせる建物ですね。
▲ 1700年頃の絵図でも黒門の様子が確認できます。(※画像は唐人町案内板より)
▲ 実際の黒門の写真がこちら。(※写真は「想い出のアルバム・博多、あの頃―明治・大正・昭和を綴る/葦書房」より引用)
▲ そして、唐人町商店街入口の左手にも味のある建物が残っています。
▲ 雰囲気のある良い建物ですね。
▲ 唐人町商店街は現在たくさんのお店でにぎわっていますが昔はこの一帯には下級武士の屋敷が広がっていたと言われています。
▲ 古地図には屋敷193軒、731人が住んでいたと書かれていますのですごい人口密度です。
地図に名前ものらないような武士たちがひしめき合いながら生活していたのでしょうね。
▲ 現在はレトロ感を残すアーケード付きの商店街になっています。
▲ 昔からやっていそうな味のあるお店がたくさんあって楽しいです。
▲ アーケード脇にのびる小さな商店街もいい雰囲気です。
▲ 看板もレトロで素晴らしいです。
▲ 手芸の店が色鮮やかなレトロポップでかわいすぎます。
▲ 飲食店やお惣菜屋さんなども たくさんあるので立ち寄ってみると楽しいですよ。