【福岡市】福岡城のお堀に天然記念物?!
投稿日: | カテゴリー:街散歩
福岡城のお堀端を歩いていました所、こんな案内看板をみつけました。
天然記念物(県指定)ツクシオオガヤツリ
カヤツリグサ科の一種で、絶滅危惧種に指定されている希少植物です。高さ1.5メートル以上にもなる大型の多年草で、完全には枯れず年越し、早いものは6月に開花して10月頃に種子を飛散します。マレーシアやインド地方の原産とされ、市内では20ヶ所程度の自生地が確認されています。福岡城で最初に発見された事から和名に筑紫の名が冠され、同類の植物に比べ著しく大型のため「ツクシオオガヤツリ」と呼ばれています。
こんな身近なところに天然記念物があったとは!!
▲ 写真も載っていました。ぜひ実物を見てみたい!ということでちょっと探してみることにしました。
数も少なそうなので念入りに探さなければ・・・
▲ と思ったら、意外とあっけなく見つけることができました。
大きな地図で見る
▲ このあたりに生えていました。
▲ わりと地味な植物ですので言われてみないと希少なものだと気がつかない感じです。
▲ 文化財情報検索 ツクシオオガヤツリのページによると、
平成元年の調査では、裁判所に向って左側の濠に3株、右側の濠に4株、福岡城西南角で護国神社前の小池に25㎡ほどが残存しているに過ぎない。城前面の7株は市の保護の下で管理されているものであり、西南角小池はショウブ池とし種々人為が加えられた水面の縁に生き残っていて、いずれもかなり不安定な植生である。
ということです。
▲ 日本国内には ほぼ福岡県にしか存在が確認されていないということですので間違って引っこ抜いたりしないようにご注意を!
【参考文献】
・文化財情報検索 ツクシオオガヤツリ