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ビジュアル系 佐賀

このところ文章を読ませる記事が多かったため、もっとビジュアルに訴えかけるようなものが書きたい!ということでビジュアル系物件が眠っていそうな佐賀市街をDigってまいりました。

「困った時の佐賀頼み」とはよく言ったもので、それはそれは素晴らしいマテリアルの連発で大変満足のいく徘徊となりました。

▲ 柳町の旧古賀銀行を起点に佐嘉神社方面へむかい、白山、大財、唐人、愛敬町方面の香ばしいエリアへ北上していくビジョンを立て、探索スタートです。

▲ 地図で言うとこのような感じの地元民もわくわくのルートです。

▲ このエリアならではの味のある裏路地を中心に攻めてみます。

▲ 歩いているとすぐに目につくのが建物の切り口

▲ 他地域ではAランクぐらいの物件がゴロゴロと転がっています。

▲ これはいいですね〜。キレイに屋根の形がわかります。


大きな地図で見る

▲ 佐賀のすごいところはクリークの多さ。

地図で見るとよくわかるのですが、オランダのアムステルダムよろしく縦横無尽にクリークが張り巡らされています。

▲ 地元民はこういうクリークが50メートルおきに見られる特異性をまったく気がついていませんが、他地域からすると結構珍しい。(写真は駐輪場と化した意味無し橋)

▲ こんなデンジャーな光景も佐賀ならではでしょう。

勢い余ってクリークにDive to blueしそうです。

※ ところで何でお前はそんなに佐賀県民に寄り添って考えられるのかとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はかく言う私も佐賀出身なのです。

▲ クリークが多いため たくさんの橋が架けられているのですが、この写真のようにクリークの埋め立てなどで用途を成さなくなった橋の化石が時々発見されます。

橋柱の半分は壁に埋まりこんで、奥側は花壇的に使用されています。室外機 on 欄干 なんて佐賀でしか見れませんよ。

▲ こちらもアスファルトに沈み込んだ形になっていますね。

▲ そして最も芸術的だったのがこちら。

▲ 橋柱、欄干が非常に良い感じで露出していて芸術点高しです。

文字が途中までしか見えていない点、旧漢字な点なども加点対象です。

▲ 細かい所で言うと、途中で切れてしまった縁石、

▲ 駐車場にあった謎のステージ、

▲ 本当に墓石のようになってしまった古い門の残骸なども発見できました。

▲ あとは、ちょっとおもしろかったのが こちらの駐車場の謎スペース。

▲ なぜか ここ分スペースが取られていて、どっちつかずな感じになっています。

よく見ると下に駐車場の線が引かれていたような跡が残っているので、元々は右側か左側のどちらかが使用していたものと思われます。

▲ 駐車場の線は奥まで続いていて、突き当りはフェンスで仕切られた行き止まりになっています。

なので抜け道というわけでもなさそう。

どうしてこの少しのスペースを開ける必要があったのかが気になります。

なんらかの領土問題が発生しているのでしょうか。

ここを佐賀のパレスチナと名付け、今後もウォッチしていきたいと思います。

▲ そして最後は「建物 in 建物」です。

▲ 建物の上から覆いかぶせるように新たな建物が作られています。

▲ 横から見るとこのような感じ。

ピッタリとハマっていてカワイイです。

この中にさらに小さい家が入っていないかな。

▲ この物件は「マトリョーシ家(か)」と名付けさせて頂きたいと思います。

やっぱり佐賀はビジュアル系です。

まだまだまわっていない場所もありますので近々再挑戦してみたいと思います。

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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