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【クマムシ / メイド / クソゲー】不思議博物館の怪しい異空間を体験しよう!

クマムシにメイドにクソゲー・・・? 那珂川町にある不思議博物館の怪しい異空間を体験しよう!不思議博物館へのアクセス方法、見どころ、注意事項などを解説します。4
▲ 那珂川町の山道に突如として現れる「不思議博物館」と書かれた怪しげな建物。

「見たことある!」「気になってた!」という人も多いのではないでしょうか。

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▲ 倉庫のようにも見える外観ですが、実はここは造形作家である角孝政さんが館長をつとめる私設ミュージアム。

館内にはカフェスペースも併設されているとのこと。

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▲ それにしても、何も知らない人が見たら怖いだろうな〜笑

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▲ ウルトラマンみたいな鳥が!

これは気になる・・・ってことで行ってみました。

不思議博物館へのアクセス


▲ 不思議博物館の住所は 福岡県筑紫郡那珂川町西畑1466-2 です。

こちらのページにバスでのアクセス方法が書かれていますが、公共交通機関でのアクセスはけっこう難易度高めです。

なので車で行くのがいちばん良いかと思います。駐車場はありますが、不思議博物館前の駐車場はカーブにある急坂なので運転に自信のない人は不思議博物館の隣にある「池園工業」前の駐車スペースのほうがおすすめ。工場前にある広いスペースです。ここは停めてもOKらしいです。

いよいよ館内へ

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▲ 激狭な難易度高めな駐車場に車を停めると館長が出迎えてくれました。

軽くマッドサイエンティスト風ですがとても良い人です。

入り口には西鉄バス停車場を模した看板。もちろんこれはオフィシャルなバス停ではない。

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▲ 不思議博物館横の庭には館長の作品「サイロマン」が。

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▲ そして一昔前の風貌の恐竜。

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▲ これはナガチャン牧場という、これまたちょい怪しげな動物園にあったのを引き取ってきたものらしいです。

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▲ 重そうな鋼鉄の扉を開き、いよいよ中に入ります・・・。






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▲ まず出現するのがこちらの巨大クマムシ

軽トラックぐらいの巨大さで館内の約1/4をこれが占領しています。

クマムシというと目に見えないほど小さな小さな生物ですが、それを1兆倍に拡大した作品だそうです。

不思議子ちゃん

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▲ そして「不思議子ちゃん」と呼ばれるカフェスタッフのミシェルさんが出迎えてくれました。

不思議子ちゃんは

本名不詳 誕生日9/23 永遠に13才です。
3人兄妹の末っ子。兄は2人とも失踪中、行方不明。
よく見ると瞳がぐるぐるしています。乱視。
髪飾りはディプロカウルス。実は生きているらしい。
手に持っているのは不思議博物館のパンフレットです。(実際そんなのありませんが)
服は木綿です。ブーツは牛皮らしい?
好きな生物はメガマウス、食べた事があると本人は言い張っています。
趣味は死体の載ってる絵葉書集め。(ミイラ、剥製、人体の不思議展とか)
好奇心が人より3倍あって、時としてハマり過ぎ、周りに迷惑をかけたり、危険な目にあう。
友達が鍵の壊れた公衆便所に入っていたら、必ずと言って良いほど悪戯にパカパカ開けてしまう。
(「不思議子ちゃんってどんな子?」より引用)

というキャラ(設定)なんだそうです。

不思議子ちゃんは20人ぐらいいるらしいのですがいつ誰がいるのかは謎とのこと。失踪中の人もけっこういるとのこと 笑 → 不思議子ちゃん秘密プロフィール

※ちなみに通常は不思議子ちゃんの写真撮影はNG。今回は取材ということで特別に撮影させてもらいました。もし撮影したらつまみ出されるそうです。

館内の展示品

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▲ 館内は館長の作品を中心にさまざまな不思議なものが展示されています。

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▲ 上から下まで隙間なく展示され、見ていて飽きません。

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▲ これは不思議子ちゃんの頭にくっついていたディプロカウルス。

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▲ バイオハザード2のマップをコラージュした前衛作品。

伝説のクソゲー「デスクリムゾン」

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▲ これ、なんだと思いますか??

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▲ 実はゲームのコントローラーなんですよ!

デスクリムゾン」という激ムズゲームをさらに操作しにくくした酷ゲーコントローラーだそうです。

もちろんこちらも館長の作品。

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▲ デスクリムゾンは伝説のクソゲーと言われるセガサターンのゲーム。

でも、一部カルト的なファンもいるのだそうですよ。

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▲ 館長曰く、「何だかよくわからないうちにゲームオーバーになっているゲーム」だそうです 笑

ちょっとプレイさせてもらったのですが、たしかにそんな感じでした 笑

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▲ でも館長の腕前は、さすが作者だけあってプロ級!

むちゃくちゃ重いコントローラーをあざやかに操作。重心の取り方にコツがあるんだそうです。

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▲ ちなみに不思議博物館入口のこの赤い扉。

これはデスクリムゾンのオープニングで主人公が言う「せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜ」という謎のセリフ(ゲーム内に扉を選択するシーンなど一切ないし、何が「せっかくだから」なのかも不明)がモチーフになっているのだそうです。

いったい誰がわかるんだよ?っていうネタが仕込まれていて面白いです 笑

ロフトコーナー

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▲ 不思議博物館はなんとすべて館長の手作り。

作品だけでなく、建物そのものもほぼ自分で作ったのだそうですよ。

手作りということで、キッチン上部のロフトコーナーはちょっとだけスリリング!

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▲ ロフトにも館長の作品がズラリ!

こちらのスペースは写真撮影に最適なフォトジェニックポイント。

イスに座って人形たちと一緒に撮るのがおすすめ。

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▲ 不思議子ちゃんを被写体にした写真作品も見応えありです。

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▲ 館長による作品解説も楽しいひととき。

グッズコーナー&図書コーナー

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▲ オリジナルグッズコーナーもあります。

変な形のカップ「根カップ」や不思議博物館ファンブック、缶バッジ、トートバッグ、オリジナルクッキーなどなど。

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▲ 不思議子ちゃんのブロマイドもありました。

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▲ こちらは図書コーナー。

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▲ オカルトっぽいのを中心に、サブカルチャー、漫画などセンス良すぎるラインナップ。

本は席で自由に読んでいいそうです。(※カフェスペースはワンオーダー制)

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▲ 館長は怪獣映画などの造詣も深く、いろいろな豆知識を教えてくれます。

左が新しいデザインのカネゴン、右が古いデザインのカネゴンだそうです。右のカネゴンの足首のところに白いものがくっついているのがわかりますか??これ、カネゴンが足元に落ちている小銭を探すためのライトなんだそうです。そんな細かい設定があったなんて知らなかった!!

・・・的なことをものすごい知っていて、話を聞いていると とても面白く勉強になります。

不思議博物館の歴史

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▲ 不思議博物館はもともとインターネット上にだけ存在する架空の博物館だったのだそう。→こちら:http://www.asahi-net.or.jp/~bu9t-sm/tyoukan.html

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▲ でもなんとかして形にしたいということで館長自らDIYで作りはじめ、ついに2008年4月にオープン。

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▲ はじめは知る人ぞ知る存在でしたが、噂が噂を呼び、さまざまなメディアで取り上げられ、今では福岡のB級スポットを代表する存在になっています。

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▲ 県外から訪れる人も多く、性別・年齢を問わず着実にファンを増やしているようです。

まとめ

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▲ 一度訪れたらハマってしまう魅力があふれている不思議博物館。

常連のお客さんは 虫にものすごく詳しい人、音楽を仕事にしている人、怪獣映画に詳しい人、ゲームに詳しい人などなど個性派揃い。常連さんとの会話も楽しい店です。

行ったことがない人はぜひ!後悔はしないはずです!

【2015年6月追記】

なんと天神に分室ができました!行きやすい!

↓↓↓↓↓↓

【天神】不思議博物館の天神分室「サナトリウム」に行ってきた!

【不思議博物館】

住所:〒811-1246 福岡県筑紫郡那珂川町西畑1466-2
電話:090-4989-8783(館長直通)
営業時間:​毎月 最終日曜日 12時〜18時のみ開館(1月は冬眠)
入館料:無料(ただしカフェスペース利用の場合はワンオーダー制)
ホームページ:http://bu9t-sm.wixsite.com/html
館長Twitter:@artrek1998

Q & A

ちょっと一人で行く勇気がないけど一人でも大丈夫?
ぜんぜん大丈夫です。館長さんも不思議子ちゃんもとても優しい方ばかりですのでむしろ行きやすいです。怖くないです。
ドリンクやフードメニューはどんな感じ?
いろいろ変なものがあります。クマムシケーキや絶望という名の苦いコーヒーなどなど食べ物、飲み物も”不思議”です。ドリンク単品は200円ぐらいから。ドリンク+フードなら1,000円〜1,500円ぐらいをみておいたほうがいいです。でも満足度は高いです。→メニューはこちら
入館料は必要?
入館料は無料です。ただし、カフェコーナー利用の場合はワンオーダー制です。
Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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