【今泉】五七五の定形も季語もない俳句を提唱した吉岡禅寺洞のモニュメント
投稿日: | カテゴリー:街散歩
福岡市の今泉公園には吉岡禅寺洞(よしおか ぜんじどう)のモニュメントがあります。
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▲ 今泉公園には大隈言道の文学碑がありますが、吉岡禅寺洞のモニュメントは道を挟んだ向かい側にあります。
▲ 1889年(明治22年)に箱崎に生まれ、その後 今泉に移住、俳句にハマって俳句専門誌「ホトトギス」に投稿を続けていました。
ホトトギスの俳句の選者であった高浜虚子に認められ、名をあげました。
▲ その後、自由律俳句(五七五の定形も季語もない俳句)を提唱し俳句雑誌「天の川」を創刊しました。
▲ 僕は俳句はあまりよく分かりませんが、吉岡禅寺洞の口語の自由律俳句は親しみやすくて面白いです。
「ごきぶりのあわてようおかしくもない夜です」
「峰二つ越えて寐てゐる布団かな」
今泉公園のモニュメントには下記の作品が記されています。
「こがねむしが眠っている雲たちはパントマイム」
辞世の句は
「季節の歯車を早くまわせスイートピーをまいてくれ」
だそうです。
【参考サイト】
・俳人・吉岡禅寺洞の句碑
・Wikipedia吉岡禅寺洞
・自由律俳句を読む 29 週刊俳句 Haiku Week