【百道】シーサイドももち海浜公園にある夢松原の記念碑
シーサイドももち海浜公園に夢松原の記念碑が建てられています。
▲ シーサイドももち海浜公園。中心部から30分かからずにこんな自然がたくさんの場所があるのは福岡ならではですね。
爽やかで良い場所です。
▲ 浜辺沿いの松林の中に「夢松原」と書かれた石碑が置かれています。
このシーサイドももちエリアは1982年に埋め立てによって作られた場所です。
現在のよかトピア通り(とサザエさん通り)がかつての海岸線で、そこには松原が広がっていました。
▲ 江戸時代の古地図を見てみると、「百道松原」と書かれていて、古くから松林があったことがわかります。(※ 地図は「古地図の中の福岡・博多―1800年頃の町並み」【海鳥社 宮崎 克則、福岡アーカイブ研究会 編】より引用)
▲ かつての百道松原はこのあたり。
▲ 昭和中頃までは松林が残っている場所も多かったと言われていますが、実は現在でもそのなごりがある場所があります。
上記地図の矢印部分を航空写真で見てみると・・・・
大きな地図で見る
▲ このような感じです。百道小学校の敷地に昔からある松が少し残っているのだそうです。
そして、百道小学校の校歌には以下の様な歌詞があります。
とび魚はねる 百道の浜の 松の緑は ぼくらの姿 わたしの姿
(※百道小学校「松葉の会」より引用)
まさに松林があって、海があって、という景色が想像できますね。
▲ 夢松原の記念碑の近くにあったパンフレットにはこのように書かれていました。
ここシーサイドももち海浜公園の松林は、1987年11月10日、はかた夢松原の会が「ふるさとに愛と夢を植えましょう」と呼びかけ、全国から寄せられた松苗募金をもとに成木50本と松の苗木1200本を約400名の参加者で植樹を開始、翌年から4年間で約3000本の苗木を植え、補植も150本ほど行って現在の松林「夢松原」に育っています。
▲ この夢松原の碑はそのことを記念して建てられたものだったんですね。
本来であれば埋め立てで消滅してしまうはずだった百道の松原が、こうやって後世の人によって継続されているのは良い取り組みかもしれませんね。
▲ あと、もう一つ気になるのが「百道静松苑」というもの。
[map addr=”福岡県福岡市早良区百道浜4丁目20−6”]
▲ このあたりにあるのですが、
▲ なかなか立派な庭園がさり気なくあります。
▲ 「百道静松苑」について調べてみても全く情報が出てこず、謎です。
都市高の高架が近くにあるのでそれと住宅の緩衝材的に作られたものなんでしょうか?
巨石なんかも設置されていますし、そこそこお金もかかっていると思うのですが、どういった経緯で作られたものなのか知りたいところです。
シーサイドももち周辺の歴史
http://y-ta.net/momochi-history/