メニューを表示

1936年(昭和11年)の福岡市の鳥瞰図

1936年(昭和11年)に福岡市で開催された博多築港記念大博覧会の時に作成された「福岡市案内図」という鳥瞰図があります。

博多築港記念大博覧会は

このイベントは博多港の修築工事(第1期)が竣功(しゅんこう)するのを記念して開かれました。もちろん工事竣功を祝福するだけでなく、博多港と福岡を紹介し、産業と商業を盛んにすることに博覧会の目的がありました。(※No.30 博多築港博(はかたちっこうはく)ポスターより引用)

というもので、現在の長浜・舞鶴周辺で開催された博覧会です。

▲ 1936年ですので、今から約80年前の福岡市の様子がよく分かる案内図となっています。

▲ 会場を示す場所には「博多築港記念大博覧会場」と書かれ、大きく建物が描かれています。

会場の右側の「赤十字社」「女専」と書かれている場所は現在の須崎公園周辺です。

▲ 天神周辺。どこにどんな施設があったか、位置関係がわかって面白いです。

▲ 中洲周辺。劇場の名前なんかも記されていますね。

▲ 西の方を見ると、姪浜炭鉱が描かれています。姪浜炭鉱の詳細はこちら→「古写真で探る 姪浜炭鉱の痕跡

▲ 東公園周辺。当時はまだ動物園が東公園内にありますね!→福岡市動物園の歴史はこちら

▲ 今は跡形も無い名島飛行場も描かれています。

博多築港記念大博覧会の会場の様子などはまた今度紹介したいと思います。

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
Twitter facebook
福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
ページトップへ戻る