メニューを表示

昭和5年(1930年)の福岡市の航空写真

昭和5年(1930年)に発行された、福岡市の航空写真が載っている冊子を古書店で手に入れました。

▲ こちらの冊子です。

▲ 昭和5年3月5日の大阪朝日新聞の附録として配布されたもののようです。

この後の1940年代の太平洋戦争下においては航空写真は軍事機密として厳しく統制されましたので、その十数年前の様子がわかる航空写真は貴重です。

▲ 西日本各県の主要都市の写真が掲載されています。こちらは大阪市です。

近畿、四国、中国も各県載っていたのですが省略して九州をみてみます。

▲ 熊本市。中央に流れる川は白川でしょうね。

▲ 長六橋。今とぜんぜん違いますね!(→今はこんな感じです。

▲ 佐賀市。お堀が見えますので県庁あたりですね。

▲ 佐賀県庁。まだ小さいです。

▲ 鹿児島市。

▲ 宮崎市。

▲ 大分市。

ーーー▼ ここから福岡です ▼ーーー

▲ 久留米市。

▲ 大牟田市。

▲ そして福岡市です。(→ 拡大写真はこちら。

▲ 現在の須崎公園上空あたりから南東方向を写した様子です。

▲ 説明書きをつけてみました。(→ 拡大写真はこちら。

一番奥はおそらく柳橋あたりまで写っています。拡大写真をみるとうっすらと橋が見えます。おそらく位置的に柳橋ではないかと思います。

キャナルシティに場所にあった鐘渕紡績(現カネボウ)の煙突も見えています。

戦前の色んな場所の様子がわかるとても興味深い冊子でした。

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
Twitter facebook
福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
ページトップへ戻る