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【福岡市】大名小学校横に江戸時代のお堀の石垣跡?

大名小学校横に大理石のプレートがひっそりと設置されているのを発見しました。


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▲ 場所はこちらの緑色の矢印付近です。

▲ 大名小学校の校舎。

▲ この門の足元部分。

▲ ここです。今まで何百回と通ってきたのに、何か書かれているなんてまったく気がつきませんでした。

▲ プレートには下記のように書かれていました。

遺跡名 福岡城58次(肥前堀8次)この石は、福岡城と那珂川をむすぶ「肥前堀」(水路)に使われていたものです。明治時代まで残っていましたが明治43(1910)年に博覧会会場用地として埋め立てられました。平成18年7月大名2丁目1-58から姿を現したものです。

▲ プレートに書かれている「この石」とはこちらのレンガの下部分の石ではないかと思います。

▲ これですね。

▲ おそらく、以前は赤い部分より上が地上に出ていたけれども、平成18年7月にその下の台座部分に石垣が出てきた、ということなのだと思われます。

▲ 大名小学校付近には江戸時代からの古い道筋がそのまま残っていますので、それをヒントに古地図を確認してみると・・・

▲ 確かにちょうどこの場所に お堀があり、石垣があったようです!(※古地図は福岡城むかし探訪館の展示パネルより)

▲ こんな見過ごしてしまいそうなマニアックな場所にも歴史遺跡があるとは・・・。とてもおもしろいです!

古地図の中の福岡・博多―1800年頃の町並み
宮崎 克則 福岡アーカイブ研究会
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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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