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【福岡】太宰府天満宮の参道にあった幻の金鳥居

太宰府天満宮参道の昔の写真を見ると、今は存在していない鳥居が写っています。


▲ 太宰府天満宮金鳥居というものがあったようですが、


▲ 同じ場所を確認してみると、今はその場所には鳥居はありません。

「金鳥居」ということはGOLD鳥居ってこと?!


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▲ 鳥居があった場所は太宰府駅を降り、太宰府天満宮の参道に入ったすぐの場所です。


▲ 他の昔の写真を確認してみても確かに鳥居はあったようです。

色々と調べてみると、こちらのページをみつけました。
まぼろしの大鳥居 太宰府の銅の鳥居

上記のページに書かれていることを要約すると、

・天明元年(1781)〜昭和18年(1943)までの162年間、青銅の鳥居があった
・唐津藩の豪商、常安九右衛門保道によって奉献された
・九右衛門は捕鯨や色々な物品の商取引で財を成した人物
・九右衛門は事業によって得た巨富は、神仏に寄進していた
・34歳の冬、銀取引の際に大難が生じたが、神様の力で成功することができたので太宰府天満宮に鳥居を奉献した
・昭和18年8月12日、第2次世界大戦の戦費調達という国家の要請により強制的に金属供出させられた

ということのようです。

青銅製の鳥居だったのですね!

金属製の鳥居なので新しい時代に作られたものかと思いきや、江戸時代のものだったとは!


▲ もし現在も鳥居があったとしたらこういう感じでしょうね。

幻の金属製の鳥居、ぜひ見てみたかったものです。

【参考文献】
まぼろしの大鳥居 太宰府の銅の鳥居

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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