【太宰府】太宰府天満宮にある麻生太吉の寄進によるトンネル
太宰府天満宮に麻生太吉の寄進によるトンネルがあります。
▲ 知り合いからこのトンネルの存在を教えてもらったのですが、なかなか探せずにウロウロしてしまいました。
▲ 案内看板を見るとお石茶屋という店の近くにあるようです。
▲ 太宰府天満宮の本殿から奥の方に進むと茶屋がたくさんありました。
奥の方にもお店があったのですね!知らなかった!
▲ 茶屋からさらに奥に進むと、ようやく発見しました。
▲ 「宝満宮 参拝隧道」という名のようです。宝満宮とはここから山方面に数キロ進んだ場所にある竈門神社のことです。
▲ 人が二人すれ違うことができるほどの幅の歩行者用のトンネルです。
▲ トンネルに設置されたパネルには「昭和三年十一月 寄進 麻生太吉」とありました。
麻生太吉は麻生太郎の曽祖父にあたる人物で、炭鉱業などで財をなした実業家です。
▲ このトンネルは、トンネル手前にある「お石茶屋」という茶屋で働いていた お石さんという女性に惚れた麻生太吉が、お石さんが自宅と茶屋を行き来しやすいように作ってあげたトンネルだと言われています。
そのため地元の人はこのトンネルを「お石トンネル」と呼んでいるのだとか。
なぜこの場所にトンネルが作られているのか不思議に思えたのですが、そういう理由があったのですね!
ただ、お石さん本人は
「ずいぶん昔から麻生さんとのことをいろいろ言われてきましたが、麻生太吉さんは敬神の心の篤いお方でしたから、竈門神社への近道としてトンネルを寄進されたのです。若いころはむきになって否定してきましたけれど、伝説にも超越した心境とでも言いましょうかね」 (「麻生の足跡 地域とともに 宝満宮 参拝隧道(後編)」より引用)
と語っていたのだそうです。
▲ ちなみに西公園・光雲神社の首が反対を向いている不思議な狛犬も麻生太吉の寄進による狛犬です。
【参考サイト】
・麻生の足跡 地域とともに 宝満宮 参拝隧道(後編)
祥伝社
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