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福岡で坂本龍馬が滞在した場所

福岡で坂本龍馬が滞在した場所があります。

▲ 太宰府駅から太宰府天満宮の参道をまっすぐ歩き・・・

▲ 参道の最後の鳥居をくぐった突き当り、

▲ こちらの「延寿王院」と言われる宿坊です。

▲ 案内看板には。

安楽寺天満宮留守別当大鳥居の宿坊で、宝暦四年(一七五四)桃園天皇より院号を賜った。慶応元年(一八六五)から約三年間、朝廷を追われた三条実美ら尊王攘夷派の五卿がこの延寿王院に滞在し、その間、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬、ら大勢の勤王の志士達が去来して明治維新の策源地となった。

と書かれていました。

要は何をしに来たかというと、

・三条実美(さんじょうさねとみ)たちは江戸幕府を倒して新たな世の中を作ったほうがよいと考えていた
・しかし、それに反対する人たちに京都を追い出されてしまったので太宰府の延寿王院に逃れてきた
・坂本龍馬も江戸幕府を倒して新たな世の中を作ったほうがよいと考えていた
・なので坂本龍馬は三条実美らにアドバイスや協力を求めるためにここにやってきた

というわけです。

その後、坂本龍馬は実際に幕府を倒すきっかけを作るような動きをしていきますので、ある意味ではここに坂本龍馬が来たことは将来の日本にとって とても重要なことだったかもしれません。

龍馬は三条実美に会った後、太宰府天満宮参道のどこかの宿に泊まったと言われているそうです。

慶応元年(1865年)5月24日に延寿王院を訪れていますが、その約2年後に龍馬は暗殺されてしまいます。

あまり語られることは少ないですが、福岡にもそういった明治維新へのきっかけとなるようなエピソードが色々とあるものですね。

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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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