古本屋さんをオープンします!
ちょっとお知らせです。
古本屋さんを近日オープンします!博多の住吉神社近くの路面店で、わりとガチでやる感じです!
古本屋さんを作る事にしたきっかけ
現在、わたくしの仕事内容としてはフリーでイラスト、漫画、ライター、WEB制作、アフィリエイトなどを主にやっています。
正直、このままのらりくらりと、今の感じが続いていけばそれでいいかな〜なんて思っていました。
が!!昨年末頃から考えが一変しました。
考えが変わるきっかけが生成AIの進化のスゴさ!です!
AI、色んな意味でヤバすぎ・・・
一昔前、人工知能が発展すると、全部機械が仕事をやるようになるので、工場での仕事や家事なんかは一切やらなくてよくなる、なんて言われたものです。
その一方、物語を考える事や、絵画などの、クリエイティブなものは機械には不可能とも言われていました。
なぜなら機械には人間の複雑な感情が理解できないから。
でも実際に蓋を開けてみるとどうか。
それは完全に真逆で、AIはむしろクリエイティブなもののほうが得意だという事が分かってきました。
そして、人々はいまだに家事に追われていますし、工場でも人の手が欠かせません。
仕事やプライベートでもAI、ChatGPTをフル活用しているのですが、使えば使うほど思うことがあります。
・・・自分っていらなくない??
AIが最も得意とする所の、イラスト、原稿の執筆、WEB制作などなど・・・、そのド真ん中で仕事をしている自分の業務を振り返ってみると、ほとんどの事がChatGPTで代用できてしまいます。自分だったら外注せずにChatGPTで内製するかなぁ・・・。
今はまだみんなが気づいていないから、お金をもらえる仕事として成り立って暮らしていけてるけれど、AIがもっとユーザーフレンドリーになって一般に浸透したら、おそらく、そこには自分の居場所は無いでしょう。
もちろん、当面の間はAIを駆使して現在の仕事を続けるつもり、いや、可能な限りしがみついていくつもりであります。
でも、AIが恐ろしい(面白い点でもある)のが、全く先が読めないという点です。
一週間前にできなかったことが翌週にはとんでもないクオリティーでできるようになっていたりします。
それが昨年末頃からあらゆるジャンルで起きています。(作曲のAIなんかヤバすぎますよ!ぜひYouTubeで見てみてね)
あまり人には言ってませんが、最近出した自署も、かなりの部分をChatGPTで執筆しています。
商業出版に耐えられる程の文章も数秒で執筆できてしまう、これはクリエイティブ職一本槍で勝負するのは危険すぎる状況。
「〇〇さんが作ったものであればどんなものでも買いたい!」というようなコアなファンがすでについているなら問題ないのですが、クライアントワークが中心の自分のような人には非常にデンジャーです。
先述した通り、可能な限りしがみついていく心づもりではありますが、いつでも軸足を動かせるように種まきしておく必要があると強く考えるようになりました。
そこで決意したのが、かねてからやりたかった古本屋さんをオープンする事です。
AIで代替えのきかないものは、やっぱり結局リアルな空間でのやり取りです。ここにいると心地よいとか、この人と話していると楽しいとか・・・。
しかし、書店の状況というのは非常に厳しく、街の古本屋さんどころか大型書店さえバンバン潰れている昨今。
現存している古本屋さんも、よくよく話を聞くと、結構な確率でダブルワークをされています。
ライターをしつつ古本屋の店番をしているとか、週4日は古本屋で残りはWEBの仕事をしているとか、半分は古本屋で半分はカフェとか、そういう人が多いようです。
でもそれは、逆に考えると「古本屋はダブルワークが成り立つ職業」とも言えると思います。
「本屋」という場所がある事で、信用やコミュニケーションが生まれて、もう一方の仕事に良い影響をもたらす(端的に言うと仕事がもらいやすくなる)という効果も大いにあるようです。
僕の場合は自分の著書やグッズなんかを販売できる場所としても絶妙に相性が良いです。
そんな色々な打算的な考えもありますが、まあ、最終的にはシンプルに「やってみたかったから」「面白そうだから」「本が好きだから」というのが一番の理由ではあります。
どうなるかは分からないけれど、とりあえずチャレンジしてみるには良い機会かと。もう40歳になりましたし!
どんなお店にするのか
これも、やってみないとわからないのですが、けやき通りのブックスキューブリックさんのようなお店が理想的かなと考えています。(※ブックスキューブリックさんは新刊書店ですが)
お店の広さ的にも大体同じぐらいなので密かに目標にしています。
店主の大井さんのお人柄もあるのでしょうか、お店の居心地の良さが最高なんですよね。
街の本屋さんや古本屋さんに入る時には、謎にちょっと緊張してしまいますが、ブックスキューブリックさんはスッと入れちゃいます。
置かれている本のセレクトも絶妙で、玄人好みになりすぎず、かといって俗な感じにもなりすぎずで。
自分の所もそんな風にしたいなぁ、なんて考えています。
ただ、本当にどうなるかわからないので、実際には全然違うものに仕上がる可能性も大。
やってみて色々とブラッシュアップしていけたらと思います。
奇をてらわず、独りよがりにならず、求められたものに柔軟に対応していく感じにしようとは思っています。
とりあえず、気軽に入れるお店にするという事だけはよく考えたいです。
そうじゃないとわざわざ店売りする意味が無いですから・・・。
催事とネット販売について
大型書店や百貨店、ショッピングモール、駅などでよく「古本市」が開催されていますが、これにも可能な限り積極的に参加させてもらえたらと考えています。
こちらは以前から良くしていただいている、そして目標としている大橋の古本屋、本々堂さんと古書BGMさんに色々と教えて頂いている所です。
未経験のわたくしにとっては新鮮な事ばかりで、話を聞いているだけで本当に面白く、ワクワクします。
古書組合の事なども相談していて、加入させてもらうようお願いしています。
ネット販売も店舗と並行して行うつもりですが、基本的にはお店優先と考えています。
実はネット販売は既にボチボチ始めていて、それなりにイケるのではという手応えを感じています。※あくまでもそれなりですが
やってみて思ったのは、ネットは本よりも、古い絵葉書とかチラシとかの紙モノが向いているかも。
紙モノだと薄くて軽くて送料も安いですし、扱いやすいですね。検品も楽です。
ネット販売はもしかしたら紙モノ中心でいくかもしれません。
ただ、こちらも本格的にやってみないとどうなるかわかりません。そんなに甘くないかな〜・・・。
やりながら軌道修正していこうと思います。
これからの事
現状としては物件が決まり、これから内装に取り掛かる所です。
といっても、運良く古本屋にも転用できそうな良い感じの居抜き物件が契約できたので、やる事としては、
①棚を入れる(作ってもらう)
②本を仕入れる
③値段をつける
の3つです。
まあ、それが大変なんでしょうけど、ワクワクしています。楽しみです。
本の仕入れは既に始めていて、それなりの量にはなっていますが、まだまだ足りないですかね。
お店の名前、詳細な場所、具体的なオープンの日時については、また追って告知させて下さい。