【博多駅東】博多スターレーンが左右対称になっていないのはナゼなのかを聞いてきた
博多スターレーンが左右対称になっていないのはナゼなのかを聞いてきました。
▲ 博多駅近くにあるボーリング場「博多スターレーン」。
[map addr=”福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目18−33”]
▲ 場所はこちら。福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目18−33
▲ 一見すると特に気にならないのですが、実は博多スターレーンの建物は左右が対象になっていないのです。
で、左右非対象なのには実はある理由があるとのこと。
▲ その理由を教えてもらえるとのことで博多スターレーンにやって来ました。
博多スターレーンは福岡市内で最も古いボーリング場だそうです。レトロでポップな内装がスゴイ!
▲ 今回色々と教えてもらうのが支店長の花田さん。
「花田さん、博多スターレーンの建物が左右非対象なのにはある理由があると聞いたのですが。」
「そうなんです。ある理由があって左右非対象なんです。実は博多スターレーンは元々左右対称だったんですよ。」
「え?!そうだったんですか?そしたら元々左右対称だったものをあえて非対称に作り変えたということなんですね?」
「当時の設計図を見せましょうか?」
「ぜひお願いします!!」
「これがまだ左右対称だった頃の設計図です。」
「フロアを上から見た図です。右側に斜線が引かれている所があるでしょう?」
「↑あ!この部分ですね!」
「そう、この斜線の部分が取り壊してなくなった部分なんです。」
「建物をぶった切ってしまったんですね?!大胆ですね・・・でも なんでまたそんなことをする必要があったんですか?」
「1970年代のボーリングブームの時には集客も上向きだったのですが、ボーリングブームが終わってからレーンの数が多すぎるということで減らすことになったんです。」
「なるほど、それで建物の一部を取り壊したんですね。」
「取り壊した部分の土地は売却したんですよ。一時期は駐車場になっていましたが今は立派な建物が建っています。」
「そういう経緯があったんですね。」
「地下の駐車場に今でも痕跡が残っていますよ。」
▲ そして移動してきたのがこの場所。
「↑ほら、壁の色が一部だけ違うでしょ?これはここの部分を塞いだからなんですよ。」
「へぇ〜!じゃあ昔はこの先に行けてたんですね。」
「↑あとはここ。ちょっと継ぎ目みたいな感じになっているでしょ。これも建物を途中から切った痕跡なんです。」
「でも建物を途中から切っちゃって問題なかったんですか?ちょっと強度とか心配な気が・・・。」
「それはちゃんと計算して工事してありますので問題ありませんよ。それよりも、建物を途中で切ったことでレーンの数が奇数になっているフロアがあるんです。」
「え?それはどういうことですか?」
「ボーリングは通常2レーンを一組として使う競技なんです。なのでボーリングのレーンの数は偶数になるのが普通なんです。でも博多スターレーンは特殊で途中から建物を切ったのでレーンの数が奇数になっている珍しいボーリング場なんです。」
「へぇ!それは面白いですね!でもいっそのこともう一つ減らして偶数にすればよかったんじゃないですか?」
「それも検討したのですが、どうしても建物の基礎になる柱の位置関係で奇数になるようにしかできなかったんです。あとは一人でも多くの人に使ってもらえればという気持ちもあったようですね。」
「なるほど、日本で初のお一人様用レーンだったのかもしれませんね。」
▲ 博多スターレーンが左右非対称な理由、なんとも興味深い話でした。
こういう逸話を聞くと建物や場所にさらに愛着が湧いてきますね。
ちょっとボーリングしたくなってきたな。
博多スターレーン、年始も休まず営業とのことですので家族、親戚、友人と遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
博多スターレーンホームページ
http://www.starlanes.co.jp/hakata/
博多スターレーンfacebook
https://www.facebook.com/hakatastarlanes/