【糸島】伊都国女王の墓だと言われる平原遺跡の古墳
投稿日: | カテゴリー:街散歩
糸島市にある平原遺跡は伊都国女王の墓ではないかと言われている遺跡です。
[map addr=”平原歴史公園”]
▲ 場所はこちら。
▲ みかん畑を作ろうとしていたところ偶然銅鏡がたくさん発見され、これはとんでもないものだということで研究が進められました。
▲ 平原遺跡は平原歴史公園として整備されていて、パネル解説などが設置されています。
▲ 弥生時代末期のものと考えられている一号墳からは銅鏡40枚が見つかっていて、ひとつの古墳から出土した銅鏡の数としては日本で最多。
しかも直径46.5cmもある銅鏡も発見されていて、これまた日本一のサイズです。
そのことから相当位の高い人だと考えられていて、伊都国の国王の墓だという説が有力だそうです。
しかも、女性しか身につけていなかったとされるイヤリングなどの副葬品が見つかっていることから女王ではないかとも考えられているのだとか。
ただ、発見された銅鏡は全て破壊されていたそうで謎も多いとされています。
▲ 平原遺跡一号墳
魏志倭人伝によると、伊都国は倭国(昔の日本)の外交の窓口で大陸との貿易は伊都国を経由して行われていたそうです。
伊都国は海外からの使者が頻繁に行き交い、貿易で富を蓄えた大きな国家だったのかもしれませんね。
倭国は邪馬台国の女王卑弥呼が統治していたので、女王の性質が高い平原遺跡が卑弥呼の墓なのでは?という俗説もよく耳にします。
実際の所、いったい誰のものなのか、とても興味深いです。
【参考サイト】
・Wikipedia 平原遺跡
・平原遺跡 糸島市ホームページ
・Wikipedia 伊都国
伊都国を掘る―邪馬台国に至る弥生王墓の考古学
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