【日田市】博多からの日帰り旅行に最適な日田豆田町
日田豆田町で日帰り旅行を満喫してきました。一発で大好きな町になりました!
▲ 突然ですが、大分県の日田にやってきました〜!今回やってきたのは日田の中でも特別レトロな、というか江戸時代ぐらいの町並みがそのまま残る豆田町エリア。
博多から日帰り旅行に行くならどこがいいかな〜?と常に考えているわたくしですが、そういえば日田って行ったことがないなと思い立ち行ってみることにしました。
< もくじ >
福岡市から豆田町へのアクセス
福岡市から豆田町に行くには、博多バスターミナルもしくは天神高速バスターミナルから高速バスで「ひた号」で約一時間半。
往復で3,500円ぐらいで行けるという手頃さも日帰り旅行にはもってこいの場所ですね〜!
ちなみに高速バスで豆田町に行く場合は「城内豆田入口」で降りる必要がありますよ。間違って「日田バスセンター」まで行かないように気をつけてくださいね。
豆田町以外にもどこか別のスポットに行きたい場合は車かレンタカーをオススメします。例えば日田温泉などは地味に遠いですので豆田町から移動したい場合は車で行ったほうがいいです。レンタカーの料金はだいたい12時間で5,000円ほどです。→レンタカーの料金を比較
自家用車やレンタカーで行った場合、下記の駐車場が無料で駐めれますよ。
豆田北駐車場:日田市丸山2-1−23
豆田西駐車場:日田市港町8-436
大分県日田市豆田町の概要
▲ 豆田町は大分県西部に位置する、福岡県との県境に近い町。
▲ 日本家屋がずら〜っと並んでまるで映画のセットみたい!
▲ 日田は「天領日田」なんて言い方をしたりしますが、「天領」っていうのは簡単に言うと幕府が管理するエリアのこと。
▲ 江戸時代はじめごろには小川光氏により支配されていた土地でしたが、北部九州のちょうど中心部に位置する交通の要所だったことから幕府直轄地になって西国筋郡代という出先機関が置かれました。
つまり、このエリアは幕府の西国統治の拠点だったということですね。
西国筋郡代は幕府の出先機関の中でも特別格式の高いところだったそうです。
九州には島津氏とか黒田氏とか鍋島氏とか、大きな力を持つ人たちがたくさんいたのでそれを監視するためだったんでしょうね。
▲ 豆田町には南北2筋/東西5筋の通りがあり、町全体が保存地区になっています。
▲ 独特のクランク状に作られた道は、あえて見通しを悪くすることで敵の侵入を防ぐための防衛設備だそうです。
ちなみに左側に見える改装工事中の建物はロウソクで財を成した商家 草野本家の建物。
▲ 重要文化財にも指定されている建物ですが、現在 平成の大修理の真っ最中。
▲ クランク状の道を先ほどの反対側から。
▲ 京都みたいな雰囲気がありますね〜。
文具とオモチャの店「アカシ文具店」
▲ アカシ文具店という文具とオモチャの店を見つけたので行ってみました。
住所:大分県日田市豆田町7−13
▲ 店内は昔ならではのスタイル。プラモデルがたくさん!
▲ レア物が眠っていそうな雰囲気ですね!
▲ 昭和な品々もけっこうありました。
▲ ムツゴロウシリーズ懐かしいな!おりがみとかなかなかレアかもですね!
日本最大規模の私塾「咸宜園跡(かんぎえんあと)」
▲ さて、次は咸宜園跡(かんぎえんあと)に行ってみました。
住所:大分県日田市淡窓2丁目2−18
▲ この咸宜園は廣瀬淡窓という江戸時代の儒学者が開いた私塾。
江戸時代の私塾の中では日本最大規模のものだったそうです。
ちなみに廣瀬淡窓は現在の大分県知事である広瀬勝貞知事の祖先なんだそうですよ!
▲ 日本陸軍の創始者とも言われる大村益次郎や幕末の写真家上野彦馬(坂本龍馬の有名な写真を撮影した)なども咸宜園で学んだそうですよ。
▲ 明るく開放的。これは勉学には良い環境ですね〜。
▲ 刀で試し斬りした傷なんかも残っていましたよ。
▲ この建物は遠思楼という書斎跡。
一階は書庫、二階が読書をしたり詩会を開催するスペースだったそうです。
▲ 二階に上がってみると、広すぎず狭すぎず、読書にはもってこいの空間でした。
あと、意外と眺めもいいです。
約160年の歴史を持つ老舗「いた屋本家」
▲ 水がきれいな日田はうなぎが美味しいらしい、ということでうなぎ料理の店「いた屋本家」に行ってみることに。
住所:大分県日田市港町3−29
▲ いた屋本家は江戸時代の創業とのことで、約160年の歴史を持つ老舗です。
▲ せいろ蒸しを注文してみました。
▲ これは美味しすぎてビックリでしたね〜。永久に食べたい味。
これは柳川のうなぎといい勝負だな〜。
下駄専門の資料館「天領日田はきもの資料館」
▲ 日田を歩いていて気づくこと、それは・・・・
▲ 下駄屋の多さ!
日田は良質な杉の産地。
江戸時代から下駄の生産が盛んに行われるようになり、日田の杉を使用した日田下駄は評判を呼び、明治時代頃には国内でもトップクラスの下駄の産地になっていたのだそうです。
▲ 道のとまれ表示もこの通り。
▲ 下駄屋が多いだけでなく「天領日田はきもの資料館」という下駄専門の資料館まであるんですよ!
住所:大分県日田市豆田町3-11
▲ 館内には全国各地から集められた様々な下駄が大量に展示されています。
下駄ってどれも一緒じゃないの??と思ってしまいそうですが、アイススケート用の下駄、山登り用に斜めになった下駄、歯が一枚しかない下駄などなどバリエーション豊富。
▲ 下駄神社というものもありました!
下駄は左右2つセットで使うものなので夫婦円満にご利益があるそうです。
▲ もちろん御神体は下駄!笑
▲ あとスゴイのがこちらの日本一の杉げた。
高さ約4m、幅約2m、重さはなんと1トン!
すんごいデカイです!!記念撮影に最適です。
廣瀬資料館
▲ 次は魚町通りに来てみました。
▲ 魚町通りは石畳で整備されていて特に雰囲気あります。
カフェやお土産物屋が多いのもこの通りです。
▲ 廣瀬資料館という、先ほど紹介した咸宜園を創設した廣瀬淡窓の生家もあります。
住所:大分県日田市豆田町9−7
▲ 廣瀬家がいかに発展していったかなどが現物資料を交えて展示されています。
なかなかボリュームありますので油断しているとけっこう時間取られます。ご注意を。
レトロな薬の資料館「日本丸館」
▲ 最後は江戸時代から営業を続ける岩尾薬舗に併設されたレトロな薬の資料館「日本丸館」に行ってみました。
住所:大分県日田市豆田町4−15
▲ 日本丸とは岩尾薬舗が販売していた薬のこと。
主用効能は、熱病・風邪・腹痛・下痢症・霍乱・赤痢・コレラ・疱瘡・麻疹・吐くだし・中厚・悪心・胃病・肺炎・肋膜炎・呼吸器病・腎臓炎・心臓炎・心臓弁膜異常・胃痙攣・黄疸・神経痛など(岩尾薬舗「日本丸とは」より引用)
つまり、何にでも効く万能薬のような感じで明治後期から昭和初期にかけて大ヒットした商品です。
戦時中には戦地に持っていく用の薬としても重宝されましたが、昭和40年代に原料不足で製造中止に。
▲ この日本丸館には、そんな幻の薬である日本丸関連のもの中心に、レトロな薬の資料や道具がところせましと展示されています。
▲ 昔の薬のパッケージは独特のデザインでとても面白いです。
▲ 薬関係が好きな人だけでなく、レトロ好きには大満足な資料館です。
▲ もちろん、岩尾薬舗のお店の方では薬も買うことができます。
レトロなパッケージの薬も売られていますのでお土産にぴったりですよ。
まとめ
▲ 見どころ満載の日田豆田町、もう2回ぐらい通いたいな〜!ちょっと京都とかに行ったような感覚です。
博多からの日帰り旅行には最適の場所ですのでおすすめですよ。今度の休日にでもいかがでしょうか?
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