【佐賀】佐賀県で最も古いと言われる鳥居
投稿日: | カテゴリー:寺社仏閣
佐賀県の厳木町にある室園神社には佐賀県で最も古いと言われている鳥居があります。
▲ 室園神社入口部分。この鳥居ではなく、もう少し奥に行った場所にあります。
▲ けっこう長い参道で少し進んで階段を登り、また少し進んで階段を登り・・・というのを繰り返す構造になっています。
▲ しばらく進んだこの鳥居。これが佐賀県で最も古いと言われている鳥居です。
▲ 全体的にずんぐりしています。
高さは2メートルちょっとで、普通の鳥居に比べて非常に小型です。少し背の高い人だと軽く背を曲げないと通れないと思います。
石の積み方も普通とは違っています。パズルのように石が組み合わせられていますね。
この形状は「肥前鳥居」と言われる佐賀県の神社にみられる独特の物なのだそうです。
▲ 建てられた年を確認してみると・・・天正18年、ということは1590年!400年以上前のものがこうやって残っているとは。
1590年といえば、豊臣秀吉が天下統一を成し遂げた頃ですね。
▲ そして、「願主 鶴田上総介源賢」と刻まれています。
この人物はこの近くにあった獅子ケ城の城主です。
色んな強豪武将たちの勢力の境界線に位置する場所だったので、たびたび攻められて大変だったようです。
そんな中でこの神社に願掛けをしていたのでしょうね。
▲ ちなみに、日本で最も古い鳥居は山形県山形市鳥居ヶ丘にある「元木の石鳥居」だそうです。(※写真はWikipedia「元木の石鳥居」より)
作られたのは平安時代(794年-1185年)と考えられているそうです。すごい・・・。
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【こぼればなし】
佐賀県には他にも牛津の内砥川八幡神社などに独特の形をした肥前鳥居があります。