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【奈良】近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル)を走る珍車両

久々に奈良に行ってきました。奈良にある近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル)にはちょっと珍しい車両が走っていますので見に行ってきました。


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▲ 近鉄生駒鋼索線は近鉄生駒駅から生駒山中腹にある宝山寺、そして宝山寺から生駒山頂を結ぶ2区間のケーブル線です。

日本で最初に造られた営業用のケーブルカーでとても歴史のある路線です。


▲ 太い鉄線に引かれながらカラカラと音を立てながら進みます。


▲ そこを走っているのがこの「ブル」という愛称のブルドッグ型車両です。

ワンダージャパンとかに出てきそう。(もしかしたら もう出てるかな?)

しかも、このブルだけでなくネコ型の「ミケ」も走行しています。


▲ 近鉄生駒鋼索線は途中でブルとミケがすれ違う時があるのですが、その際には↑このようなアナウンスが流れます。

ちなみに、この沿線には住宅地も多く、通勤で使用している人も多いのだそう。そんな人は毎日この儀式に遭遇するのでしょう。


▲ さらに、リスや音符をあしらったメルヘンチックな「ドレミ」、


▲ ケーキ風にデコレーションされた「スイート」も走っています。

これらの車両を見るためだけにここを訪れる人も多いらしく、この日も高そうなカメラを持った鉄ちゃん(?)らしき人が真顔で写真を撮っていました。


▲ また、繁忙期のみに発動する宝山寺2号線という路線もあります。こちらは「すずらん」。1953年製です。

現役として動いているケーブルカーとしては日本で最古のもので何気にスゴイ車両です。

確かにレトロでカワイイです。


▲ こちらの「白樺」も「すずらん」同系で日本最古の現役のケーブルカー。

ブル、ミケ、ドレミ、スイート、すずらん、全てカタカナか ひらがな なのに「白樺」だけ漢字なのは、「しらかば」を反対から読むと「ばからし」と読めてしまうからなのだそうです。

【参考文献】
近鉄生駒鋼索線

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Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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