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今泉の本庄湯でアートイベントが開催されています!

今泉にある銭湯『本庄湯』でアートイベントが開催されていますよ!



今泉にあるレトロな銭湯『本庄湯』。

よく見ると何かぶら下がっている!!

人魚の干物?!

この作品は台湾のアーティスト、ゴン・ジエション(耿傑生)さんによるもので、福岡の埋め立てと水に関するコンセプトの作品です。

アジア美術館では毎年アジアの美術作家を一定期間招聘して作品制作を支援するアーティスト・イン・レジデンス事業を展開していて、2022年度はゴン・ジエションさん他、国内外から数名のアーティストが選ばれています。

本庄湯を会場とした展示では人魚の干物のオブジェに加えて、銭湯内部で映像作品や音声による番組が流れています。

映像作品ではゴン・ジエションさんが大きな風呂桶を担いで、福岡市内の川や海、池などで水を集めてくるという内容。あの場所に入るのか!!というところで水を汲んでいて、福岡在住の人ならきっと楽しめます。お風呂に浸かりながら、壁に投影された映像作品を見ることができます。

手前味噌ではありますが、わたくしも音声の番組になぜか福岡の河童のことを語る人として出演させてもらっています。音声は脱衣所にて流れています。

こちらの音声番組では九州大学の姜 益俊(かん いつじゅん)先生に生物学的な観点からも河童の生態を語ってもらっています。かなり興味深い内容になっていますよ。

アートの会場として本庄湯が使われるのは初めてのことだそうで、今しか見られない面白い空間になっています。

本庄湯は一般的な銭湯と違って、中央に楕円形の浴槽があるスタイル。壁面にはタイル絵があってこれまたレトロな雰囲気です。

僕も5、6年ぶりぐらいに本庄湯に入ってみたのですが、本当に良い雰囲気のレトロな銭湯だと改めて実感しました。みなさんもこの機会にぜひ行ってみて下さいね!ゴン・ジエションさんの展示は2022年12月11日までです。(水曜は本庄湯の定休日ですのでご注意を)

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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