【福岡市天神】炭鉱王 伊藤伝右衛門の別邸の痕跡がチラッと見える場所
投稿日: | カテゴリー:レトロ建築
天神のある場所に、炭鉱王 伊藤伝右衛門の別邸の痕跡がチラッと見える場所があります。
伊藤伝右衛門は、明治・大正・昭和の実業家、炭鉱王です。若い時はとても貧しく行商などをやっていたそうですが、父親とともに炭鉱事業を行い、それが成功して大富豪になった人物です。
▲ 伊藤伝右衛門の本邸は飯塚にありましたが、それとは別に天神に赤銅御殿(あかがねごてん)と言われる別邸を持っていました。(※写真は伊藤伝右衛門の本邸・素材三昧より)
▲ 場所はこちらです。
▲ 現在タリーズコーヒーがある場所です。
▲ タリーズコーヒーの裏側にチラッとレンガ積みの壁が見えています。
この壁は赤銅御殿の痕跡なのだそうです。
1927年(昭和2年)に漏電によって全焼してしまったそうですが、このレンガだけは残り、そのままになっているのだそうです。
かなりチラッとしか見えなくてマニアックな場所ですが、昔の痕跡を残す貴重な建物(の跡)です。
【参考サイト】
伊藤家の別邸・赤銅御殿と柳原白蓮(福岡市ホームページ)