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【百道】1995年夏季ユニバーシアードのマスコットキャラクター「カパプー」が残っている場所

1995年に福岡で開催されたユニバーシアードのマスコットキャラクター「カパプー」がいまだに残っている場所があると教えてもらいましたので見に行ってきました。[map addr=”福岡県福岡市早良区3-18-50″]
▲ 場所はこちら。

ちなみにユニバーシアードとは

国際大学スポーツ連盟(略称FISU)が主催する、全世界の学生たちが集まる 総合競技大会、それがユニバーシアード。大学スポーツの発展や、体育教育の 振興のためにオリンピックの前年と翌年の、2年ごとに開催されます。また冬 季大会、夏季大会が同じ年に開催されます。大会(競技)に参加できるのは、大 会が開催される年の1月1日現在、17歳以上28歳未満で、かつ、大学に在学中もしくは大会の前年に大学を卒業した人で、アマチュア選手に限られてい ます(原則)。(ユニバーシアードとは、『国境を越えた学生のオリンピック』より引用)

です。

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▲ 福岡インターナショナルスクールの横の柵にいるとのこと。

柵を見ながらず〜っと歩いていると・・・





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▲ これか!あ〜!見たことある!

というか、これを見ていたら なんとなく思い出してきたのですが、ハンマー投げの室伏広治を見に行った記憶がおぼろげに・・・。

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▲ その家族(?)も発見。

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▲ カパプーってカバなんでしょうかね?

なぜここにカパプーが残されているのかというと、この近くにユニバーシアードの選手村があったからなんだそうです。

どこにあったのか調べてみると、こんなページを見つけました。

第18回ユニバーシアード大会1995福岡
http://universiade.fjct.fit.ac.jp/index_j.html
▲ 1995年のオフィシャルホームページが残っていた!これはレアですね!※文字化けする人はブラウザの文字コードを「iso-2202-jp」にすると読めます。

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▲ 選手村は現在の西福岡マリナタウンの場所(写真中央のマンション郡)にあったらしく、その時に使われた西福岡マリナタウンウエーブコーストの1・2番館は現在でもマンションとして利用されているとのことです。(→ 西福岡マリナタウンウエーブコーストを参照)

そしてオフィシャルサイト内に「選手村について」のページも発見。

選手村期間
1995年8月16日~9月5日(21日間)

選手村は福岡西部に位置し、市の中心部から約6km離れた新開発の住宅団地の中に設備します。公園や人工海浜に隣接した良好な住宅環境です。また、開閉会式、野球場である福岡ドームや東部の競技会場とつなぐ都市高速道路のランプに接近しており、各会場とのアクセスも良好です。

(中略)

選手・役員に宗教活動の場(祈りを捧げる場)を提供するため、礼拝室を設置します。

(中略)

選手・役員が安全に安心して生活し、十分なコンディションの調整を行うために、選手村はフェンスなどで防護します。

選手村の運営を円滑かつ適正に行うために、選手村は4つのゾーンから構成されています。

安全で快適な居住環境がある「宿泊ゾーン」、運営のための諸機能が置かれる「運営ゾーン」、選手村生活に必要なサービスを供給し選手・役員相互及び市民との交流を促進するための「交流サービスゾーン」及び、選手のコンディションの調節のための「ウォーミングアップ」。

考えてみると、いろんな国からいろんな文化を持った人が集まるので、その人達のコンディションを最良な状態に保つためにサポートすることは大変な作業だったでしょうね。

そしてカパプーについてのページも発見。

「カパプー」は、ユニコーン星からやってきた20才の男の子。人なつっこくて、 だれとでもすぐ友達になれるほど。ユニコーン星ではスポーツ万能のカパプー も、地球ではちょっと環境が違うようで、残念ながら代表選手にはなれないよ うです。 そのかわり、パパとママ、妹の「ププル」、弟の「ピポ」と一緒に PRや応援で頑張ります。 皆さんも一緒に応援してください。(カパプーは伝 説上の動物ユニコーンがモチーフです。)

そうか、カバじゃなくてユニコーンだったんですね。


▲ テーマソングもあったようです。これ一度聴いたら頭から離れなくなりますね・・・。カパプーカパプー♪てけてってて〜♪

Wikipedia 1995年夏季ユニバーシアード

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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