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香椎にあるロータリーの周りには謎の痕跡がいっぱい

以前、清川のロータリーに関して紹介しましたが、香椎にも どうも不自然なロータリーがあります。


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▲ 衛星写真で確認するとこんな感じです。かわいいですね。

▲ 香椎参道口の大きな歩道橋のある交差点からやや北側のこの小道を入ったところにあります。

▲ まず、ひとつとても不自然なのが、ロータリー入り口の微妙にムダなスペースです。

▲ この範囲。何かを埋め合わせるかのように意味無しのムダに広い植え込みがあり、なんとも不自然です。

▲ やっぱりこの植え込み、違和感があります。

▲ 植え込みを注意深く観察してみると何かの痕跡を発見しました。

▲ ポールのようなものが立っていた感じですね。

▲ ロータリーへのアプローチにも左右に木が植えられていたりしてちょっと不思議です。

▲ こちらがロータリー。ソテツが植えられていて結構丁寧に扱われている印象です。

▲ 5つの道が交差する場所にあるので必要といえば必要かもしれませんが、どうしてこんな住宅街の一角に突然?という感じで違和感があります。

▲ そしてさらに不思議なのがロータリー向かい側のこのスペース。

▲ 謎の痕跡が。一体ここに何があったのでしょうか。


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▲ これらもろもろはストリートビューでも確認できます。

色々調べてわかったこと その1:入口部分の無駄な植え込みスペースはバス停だった

香椎タウンストーリー」というサイトのこちらのページにある下記の写真を確認すると、植え込み部分がバス停だったことがわかりました。

http://h-yanase.sakura.ne.jp/IMG_0024-11.jpg

説明書きには下記のようにあります。

国道3号線香椎バス停
当時の古賀方面香椎バス停は、現在地より千早寄りにあり、香椎橋を渡ったすぐの所に位置していました。
香住ヶ丘方向を望む。昭和30年~35年頃

バスの奥の方に標識が立っているのが見えます。

ほぼ同じ場所にポールのようなものが立っていた痕跡がありましたので、おそらく標識跡なのではないかと思われます。

色々調べてわかったこと その2:昭和14年頃はこの一帯は九州飛行場製作所があった

こちらのページに下記の昭和14年頃の地図がありました。

http://h-yanase.sakura.ne.jp/P1020016-1_1.JPG

ロータリーのある場所を確認してみると「九州飛行場製作所」と書かれています。

元々は飛行機工場があったのですね。

色々調べてわかったこと その3:昭和39年頃にはすでに現在の状態になっている

こちらのページに下記の昭和39年頃の航空写真がありました。

http://h-yanase.sakura.ne.jp/mm0025.jpg

拡大写真がないため詳細にはわかりませんが、ロータリーもすでにあり、現在とほぼ同じような形になっていることがわかります。

実はこれ以上はわからなかった。。。

その後、図書館に行って調べるなど様々な手を尽くしてみたのですが、結局これ以上のことはわかりませんでした。。。無念。。。

推測ではありますが、土地の形の関係で どうしても5つの道が交わるようにしか区割りができず、信号機を設置するほどの大きな道ではないためにロータリーが設置されたのではないかと思っています。

ただ、ロータリー向かい側の謎の痕跡が一体何なのか、全く検討がつきません。

▲ 皆さん、これ何だと思いますか?もしご存じの方がいらっしゃたらお教えください!

【参考文献】
香椎タウンストーリー

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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