【片江】なぜか道端に展示されている昔の消防ポンプ
投稿日: | カテゴリー:街散歩
片江の阿蘇神社の近くに昔の消防ポンプが展示されていました。
▲ 阿蘇神社から北方向にしばらく歩くと道端にこんなものが!
▲ 何やら車輪がついた箱のような不思議な形です。
▲ よく見ると「福岡市 片江消防組」と書かれていました。
文字が右から左に向けて書かれていますので戦前の物のようです。
家に帰ってから調べてみると、これはどうやら「腕用ポンプ」と言われるもので、明治〜大正にかけて使用された手漕ぎ式の消防ポンプのようです。
江戸〜明治初期にかけては「龍吐水(りゅうどすい)」という水鉄砲のような装置を使っていたそうですが、しばらくすると少し機能が発達して腕用ポンプが普及していったようです。
▲ 腕用ポンプ使用時の動画。
これを見ると、二本ついているポンプの片方を防火水槽や川に入れ、左右のハンドルを上下させることで組み上げ、加圧することで放水するという仕組みのようです。
10メートルぐらいは飛距離があるように見えます。意外とパワフル。
▲ それほど複雑な構造でもないようなので、今でも動くかもしれませんね。
【参考サイト】
・腕用ポンプ
・100年に見る車両・装備
国書刊行会 籔内喜一郎
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