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大正時代から続く福岡市中央区清川の鍛冶屋

大正時代から続く福岡市中央区清川の鍛冶屋さんを見学してきました。

▲ こちらの大庭鍛冶工場さんです。


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▲ 場所はこちら。マンションなどが立ち並ぶ地域にポツンと昔ながらの鍛冶屋さんがあってほっこりします。


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▲ ストリートビューを見たら作業中の親方が写っている!

ここだけ三丁目の夕日の世界。

▲ おもに作られているのがこちらの博多包丁。

先が三角になった ちょっとかわった形の包丁です。

1本で色々な用途に使える万能包丁なのでこのような形なのだそうです。

▲ その万能っぷりはこちらの動画がわかりやすいです。

▲ まさに作業中のところを みせてもらいました。

▲ 赤く熱した鉄を叩いて叩いて、平たくしていくのだそうです。

▲ 作業場の雰囲気もステキすぎます。

▲ むか〜しから使っているんだろうなぁという小道具たちを見ていると、とてもワクワクします。

何に使うのかはよくわかりませんが、工具って見ているだけで楽しいですよね。

▲ そして、このシブい壁。

▲ 壁にある えびすさんの神棚は親方以外は触ることができないのだそうです。

作業場はとても神聖な場所なんですね。

▲ 煙はこの煙突を伝わって排出されていました。

これほど味のある現役の煙突はなかなかないかと思います。

▲ あと、この農具のミニチュアもかわいかったです。

▲ 親指ぐらいの大きさの鍬(くわ)などが たくさん作られています。

機械化で農具が使われなくなってきているので、なんとか後世に残そうとミニチュア化しているのだそうです。

▲ こういう工具類のミニチュアもみせてもらいました。

2〜3cm大の極小サイズです。

どうやって作るのだろうか。

▲ こちらはどれぐらいの大きさかわかりますか??

▲ なんと、こんなにミニミニ!!

▲ 4〜5ミリぐらいのマイクロサイズです。まさに職人の技!

また、相撲の土俵を作るときに使う鍬(くわ)は この大庭鍛冶工場さんで作られているそうです。

土俵作りのための鍬はとても精巧に作る必要があるので、唯一、大庭さんにしか作ることができないのだそうです。

普段から見学を受け付けていらっしゃるかは不明ですが、もし商品を買いたいので行きたいという方はお問い合わせされてみるとよいかとおもいます。

日本民具の造形―ものに心を通わせた歩み

Y氏(山田全自動)
ふるほん住吉店主:Y氏(山田全自動)
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福岡で古本屋「ふるほん住吉」の店主をしつつ、ブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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