【住吉】住吉神社にある古代力士の姿を表した像
投稿日: | カテゴリー:寺社仏閣
住吉神社の境内に古代力士の姿を表した像があります。
▲ ちょっと前に来た時にはなかった気が・・・?と思ったら平成25年11月に造られたもののようです。
▲ 碑文には
相撲とは大層ご縁が深く相撲の髪としても広く尊崇を篤めております。
その昔、新横綱は横綱の免状取得に際し、熊本の吉田司家に行った帰路、必ず当社に参拝されておりました。
現在では(財)日本相撲協会主催による横綱奉納土俵入りを行っております。
とありました。
▲ そいういうわけで住吉神社で横綱奉納土俵入りが行われているのですね。
▲ 古代力士の姿は髷の形が今とはだいぶ違うようです。
古墳からも古代力士の姿を表しているとされる埴輪が出土していますが、やはり髷が横に長く、今の形とは異なっています。→参考:原山古墳
▲ 古代力士像は髭がボサボサですが、埴輪の方も髭のように黒く塗られているように見えます。
もしかしたら昔の力士は髭を伸ばすのがスタンダードだったのかもしれませんね。
ちなみに、弥生時代頃の相撲は農耕の儀式的な意味合いが強く、競技としては行われていなかったと考えられているそうです。
また、8世紀ごろまでは殴ったり蹴ったりすることもOKだったのだとか・・・。
それにしても、弥生時代からすでにあったというのはスゴイことですね。
【参考文献】
・原山古墳