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【福岡城】福岡の歴史ファン必携の本「古写真で読み解く福岡城」

「古写真で読み解く福岡城」という福岡の歴史ファンにはたまらない一冊が海鳥社から出ました。

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▲ 一級建築士で城郭古写真のコレクターでもある後藤仁公(ごとうとよきみ)さんの著書です。

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▲ 目次はこのような感じ。

福岡城の歴史
築城以前/福岡城の築城/筑前六端城/福岡城の構造/築城から幕末まで/福岡城の建造物/福岡城の現状

城内の建造物
福岡城の櫓建築の特徴/松木坂御門/本丸闕所櫓/本丸祈念櫓/本丸表御門/本丸時櫓の石垣台/本丸御殿/歩兵第二十四連隊/南の丸多聞櫓/南の丸出入口/三の丸表御門

外周・外郭の門
下之橋御門/堀辺/上之橋御門/追廻御門/中島橋と枡形門/西取入と黒門橋

移築された櫓と門
黒田別邸/本丸武具櫓/本丸裏御門と太鼓櫓/花見櫓と潮見櫓
お綱門

古地図・鳥瞰図にみる近代福岡城の変遷

[コラム]古絵葉書の発行年代
福岡藩および福岡城関係略年表
主な参考文献・資料
あとがき

↑この目次だけ見るとよくある難しい城郭の研究本のように思えますが、古写真を中心としたビジュアル主体の本なのでそれほど詳しい予備知識が無くても楽しめる本になっていました。

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▲ このように福岡城の昔の写真+解説という構成でサクサク読めます。

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▲ 写真を見ているだけでも楽しいです。

というか、これまで色々な福岡城関連の本を見てきましたが、ここまでたくさんの写真が掲載されている本はかつてなかったのではないかと思います。

しかも初めて見る写真がゴロゴロあってビックリ!コレクターの執念を感じます・・・。

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▲ 後藤さんが「古写真で読み解く福岡城」を執筆されている最中にタイミングが悪いことに(?)福岡市から「福岡城 築城から現在まで」という本が出版され、一時期は「古写真で読み解く福岡城」を出すのをやめようと考えたそうです。

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▲ 確かにこの「福岡城 築城から現在まで」はものすごいボリュームの本で、初見の情報も満載の本でした。

しかし、後藤さんは福岡市から出版された「福岡城 築城から現在まで」には掲載されていない情報もあったし、他のコレクターの方から資料提供を受けたりしていたこともあり、出版を決意されたそう。

その決断は確実に正しかったと思います。

「福岡城 築城から現在まで」もすごい本ですが、後藤さんの「古写真で読み解く福岡城」はそれとは全く別の種類の本であると言えます。(なんか偉そうにすいません・・・)

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▲ というのも、後藤さんは熊本城の保存修理工事や復元工事の施工管理にも従事された方で、建築士ならではの分析が豊富に記されているからです。

光を取り込むためにどのような工夫がされているか、防火・防水がどのように施されているか、材質は何であるかなどが建築士の視点から掘り下げられていて大変興味深いです。

ちなみに上記のような城郭の見取り図や鳥瞰図も後藤さん自ら書かれたものだそう。

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▲ また、福岡市が出版した本には載っていない写真も豊富で、伝承レベルだったことを写真から裏付けされているものも多く驚きます。

ロシア人俘虜の収容施設があった時代の写真、病院が作られていた時代の写真、練兵場の写真などは特に貴重です。

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▲ 古い地図も豊富で堀がどのように埋め立てられて消滅していったか、廃城後どのような経緯で現在の姿になったのかが時系列で整理されていてとてもわかりやすいです。

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▲ キレイな鳥瞰図もたくさん掲載されていますので眺めているだけで面白いです。

小難しいことは考えず、ビジュアルで読めるのが素晴らしいです。

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▲ 早速この本を持って福岡城散策をしてみたのですが、楽しすぎる!ただの石垣にしか見えなかったのが、写真や見取り図を参考にすると全く違って見えてきます。

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▲ サイズも小さくて持ち運びやすいので福岡城めぐりには必携の一冊です!オススメです!

古写真で読み解く福岡城
後藤 仁公
海鳥社
売り上げランキング: 398,259

古写真で読み解く福岡城(海鳥社のページ)
http://kaichosha-f.co.jp/books/history-and-folk/3625.html



Y氏(山田全自動)
Y氏(山田全自動)
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福岡でブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら自由気ままに暮らしています。著書:福岡路上遺産(海鳥社)、福岡穴場観光(書肆侃侃房)、山田全自動でござる(BOOKぴあ)など
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