【福岡】魏志倭人伝に出てくる不弥国(ふみこく)の王の墓と言われる光正寺古墳
投稿日: | カテゴリー:街散歩
宇美町の光正寺に光正寺古墳とよばれる前方後円墳があります。
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▲ 場所はこちらです。
▲ 福岡市周辺の古墳は整備されていないことが多く観察しにくかったりしますが、光正寺古墳の周りは公園として整備されていますので比較的見に行きやすい古墳です。
▲ 全長54メートルあります。ちょっとした小山ぐらいの大きさがあり、近くで見るとけっこう迫力があります。
▲ 周辺には他にもたくさんの古墳があり、古墳群をなしていますが、光正寺古墳はとりわけ大きな古墳です。
▲ 昔はこのような光景が広がっていたと考えられているそうです。
光正寺古墳からはたくさんの土器が出土していて、その土器が作られた年代が三世紀中ごろ〜三世紀後半と想定されることから、前方後円墳のなかでも かなり古い時代のものだと考えられています。
三世紀頃と言えば、ちょうど魏志倭人伝に描かれている時代です。
そのことから、この光正寺古墳は魏志倭人伝の登場する不弥国(ふみこく)の古墳だと言われているそうです。
→ 不弥国についてはこちらの記事を参照
▲ 周囲の古墳よりも飛び抜けて大きい前方後円墳なので不弥国の王のものではないかとも考えられているそうです。
いずれにしても、これだけのものが作れるということは昔から高い文化を持った人たちが住んでいたのでしょうね。
【こぼればなし】
本日、朝7時ぐらいからテンジン大学の朝キャンパスで街歩きの講師をさせてもらいました。早起きして朝から色々見て回るのもいいですね〜。